怖い!!
(吉野と岡崎、リナ、片桐の4人で飲み会。片桐はリナのカレシ最有力候補者)
リナ「この前ね、二人で横浜まで出かけたの!ね、片桐くん♡」
吉野岡崎「ほお」
(吉野と岡崎の視線がぎゅっと片桐に集まる)
片桐「(一気にビビる)え、あっ、はい……そうですね」
リナ「すっごい楽しかった〜♪片桐くん優しいし♡
でも、片桐くんって思ったより方向音痴なんだね〜。素敵なお店ネットで調べておいてくれたのに、場所がなかなか見つからなくて、二人でぐるぐる街中練り歩っちゃった♡足が棒になるって本当なんだなーって初めて知った。あははっ♪」
吉野岡崎「…………」
片桐「(二人の鋭い視線がぎゅうっと注がれ、ますます縮こまる)…あっっ……あの時はほんとすみませんでした、下調べ不足で……」
吉野「(ぎらっとした微笑みを片桐へ向ける)そうだよなー。不慣れな場所に女の子連れてく時は、一度自分で下見くらいはしといたほうがいいよなあ?」
片桐「(吉野の言葉に真っ青)……きっっ、気をつけます……」
リナ「でねー、片桐くんってば恥ずかしがりで人に道聞くのもすごくモジモジしちゃうの!結局私が全部道聞いて、片桐くんの手引っ張ってやっとお店までたどり着いたんだよね〜?もうなんだか面白くって大笑いしちゃった」
吉野岡崎「…………」
(一層鋭い視線を片桐に投げる)
片桐「……っっっ……(冷や汗ダラダラ)」
岡崎「(いつになく鋭利な微笑で)あれ〜片桐さん、そういう場面でリナさん任せですか?自分が恥ずかしいからって全部女の子にやらせるなんてさすがに……いやこっちの話です」
片桐「…………(呼吸困難)」
リナ「ねえー二人とも、さっきからなんか片桐くん責めてるっぽくない?私そんなつもりで話してるわけじゃないんだからねーっ」
吉野岡崎「(リナに向けて爽やかに微笑む)え?責めるなんてこれっぽっちも」
片桐「…………
『嘘だ……二人とも思い切り非難してたじゃないか……
もしかしたら僕、リナさんの彼氏に昇進する前に心労で死ぬかも……』」
✳︎お知らせ✳︎
『エリート変人と麗しき変人の奇妙な契約』の続編的な作品『エリート変人&麗しき変人エリート変人&麗しき変人 −A New Family−』連載をスタートしました。主人公の三崎 柊が体内に両性の機能を有していることがその後の検査でわかり、男子でありつつも妊娠出産にチャレンジする!!という「もしもの世界」を描いたストーリーです。
ちょっとぶっ飛んだテーマですが、「読んで良かった」と言っていただける作品になるよう、頑張って書き進めております。
本編と合わせてお読みいただきますと、一層ストーリーをお楽しみいただけます。お気が向きましたら、どうぞちらっと覗いてやってくださいませ(*^^*)
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