無意識

(とあるファミレス)

岡崎「お前、これ食うか?」

吉野「おお、サンキュ!」

(エビフライが1尾岡崎の皿から吉野の皿に移動する)

リナ「……」

吉野「じゃ、俺のも一口な」

岡崎「トマトソースじゃないよな?ならもらう」

(ハンバーグステーキが一口分吉野の皿から岡崎の皿へ)


リナ「……ねえ……あなたたちって、いつもこんな風?」

吉野「え? ああ、ガキの頃からな。お互いのが食べたくて大ゲンカしたことがあってさ」

岡崎「それ以来、ファミレス来るとつい癖で。……あ、すみません、気づかなくて。リナさんもエビ食べます?」

リナ「え? いやいやそういう意味じゃなくって……!!」

吉野「あー、飲み物俺もジンジャーエールにするんだったー。岡崎、一口くれ」

岡崎「ったく、自分で取りに行けよ。ん、それは野菜ジュースか?そういや飲んだことないな。味見させろ……ぐっ、これトマト味だ」

吉野「(岡崎に戻されたのをズズっと吸う)お前さぁ、好き嫌いすんなよなー」


リナ「……(無意識だともう散々ベッタベタしてんじゃない……)」





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