半袖
(金曜の夜、いつものカクテルバー)
吉野「お前、ノーネクタイと半袖とかってやらないと思ったらフツーにやるのな」
岡崎「あまり好みではないが、この暑さだからな。あちこち締めてるだけで窮屈で死にそうだ」
吉野「ふーん、なんかすげえ珍しいもの見てる感ある……
『あーこの新鮮感半端ないっ! ってかやっぱ華奢!
……でも貧弱じゃないんだよなー、適当に筋肉あるしスポーツもそれなりにやれるし。……しなやかって感じなのかなー……
首筋とかも男にしちゃ細いし、汗の匂いがしねえっつうか綺麗だよな〜……しかも肌白っ。その辺の女子より白いんじゃねーか?
……で、確か……すっげえ滑らかで……ほんのちょっとしか触れてないのに、思ってたよりずっと敏感で…………』」
岡崎「おい」
吉野「はっっっ!!!??(我に返る)なっっっんだよっっ急にっ!!!」
岡崎「…………
(相当に赤面)ガン見しすぎだ」
吉野「(ぐあっと赤面)は!!??? ふっふざけんなっぜんっっぜん見てねーしっっ!!」(ぶんっとそっぽを向くとガッと席を立つ)
岡崎「どこ行くんだ?」
吉野「トイレだ!!」(どかどかトイレへ向かう)
岡崎「(未だ赤面しつつ額を覆う)……はあぁ〜〜……もーあいつは……」
マスター「あの」
岡崎「(いきなり側で囁かれてビビる)はいぃっ!!??」
マスター「(岡崎の耳元で)彼の様子……さながらご馳走を目の前にしてオアズケ解除を必死に待つ大型犬でしたねどう見ても……
可哀想ですから、そろそろOKを出してあげては……?(ニマニマ)」
岡崎「(真っ赤)俺は骨つき肉じゃないですからっっっ!!!!!」
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