嫌いな食べ物

(イタリアンレストランで)

吉野「お前さ、マジでトマト食わねーのな」

岡崎「(むすっと)嫌いなものは仕方ないだろ」

吉野「(クスクス)イタリアンとか結構ダメじゃんか……でもさ、やり方次第では治ったりすんじゃねーか?フルーツみたいな甘いやつからだんだん慣れるとか、料理に混ぜるとかさ」

岡崎「これまで一度も美味いと思ったことないんだし、多分無理だろ」

吉野「へー、そう言われれば言われるほどやり甲斐あるな。

俺さ、いつか絶対お前にトマト美味いって言わせたいと目論んでるから」

岡崎「…………(なぜか微妙に赤面)

そういうお前は、まるで一切ものを味わっていないかのように無造作に食うが、嫌いなものとかないのか」

吉野「ん?んーーー……

ってかそれ聞いてどうすんだよ?」

岡崎「いや、そのくらい知ってた方がいいかと……」



吉野・岡崎「………………(なんとなく照れる)」


リナ「…………『なんかクソ甘酸っぱいなコレ!!!!!』」






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る