リザーブ
(12/28の夕方。いつものカクテルバーへTELする吉野)
吉野「……あ、マスター?吉野ですが」
マスター『吉野様。いつもご来店いただき、ありがとうございます』
吉野「今日で仕事納めなので、今夜またそちらで飲む予定なんですが……お店のストロベリータルトを一つ、リザーブしてもらうことできます?」
マスター『今年も一年間当店をご贔屓にしていただき、ありがとうございました。ええ、タルトはリザーブできますよ。お土産か何かですか?』
吉野「いえ……いつも一緒に飲んでる連れが、シメにそれ食べないと落ち着かないみたいで。うっかりするとボーダー超えて酒飲んじゃうんで」
マスター『ああ、いつもご一緒の岡崎様ですね?当店自慢のデザートを気に入っていただけて、とても嬉しいです。…かしこまりました。ストロベリータルトを一つ、リザーブさせていただきます』
吉野「お願いします。…しかし、普段生真面目な奴ほど、酔って豹変されると困るもんですね」
マスター『いやいや。時にはしこたま飲んで、酔った勢いを二人で楽しんでしまうのもいいものですよ。……ふふっ。
——では今夜、お待ちしております』
吉野「……………『どっっどどういう意味だ……?』」
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