概要
第一回「KRF -カクヨムロボットフェスティバル-」
優秀賞作品
※ ゲーム会社の方へ
私は本作で描かれる〝2つのレバーと2つのペダル〟で操縦するロボットゲームの実現を目指しています。ロボットゲームを作られるゲーム会社の方、本作をゲーム化していただけるようでしたらどうかお声がけください。お待ちしています。
※ スーパー◇ボット大戦「」- 地球選択の日 -
(著:ながやん先生) 参戦作品です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881597779
※ 『小説家になろう』『エブリスタ』との
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少年はその日、黄金の運命に導かれた
第三次世界大戦後、既に軌道エレベーターもスペースコロニーも月面都市も実現しているロボットアニメのようでありながら、ロボットだけが存在しない世界。
それこそが、今作の舞台です。
現代が過去となった舞台設定は凝りに凝ってます。現在存在する国々が合わさった四大国が鎬を削る地球。しかも、それがどこか絵空事ではないリアリティがあります。
さて、そんな世界で生きる主人公アキラはスペースコロニーに住む、ゲームが得意なことを除けば、ごく普通の少年でした。
ロボット操縦ゲームの世界大会(大会はオンライン上で開催されました)で優勝したアキラは、ある日、決勝戦で戦いあったカグヤとリアルで会うことになりました。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人と獅子、2つの双眸が見つめる戦場には
人型ロボットを自在に操ってみたい――――
ロボを愛する者なら誰しも抱いたはずの夢、そして夢物語だからこそ追い続けてしまう希望。アーカディアンという作品は、まさにその想いを結晶化させた作品と言っても過言ではありません。
古来より、多くのロボットアニメにおいて、ロボットは戦闘兵器という形態でこそ存在感を放って来ました(勿論、そうでない作品も少なからずありますが…)。
だからこそ、そこには二律背反的な想いが付きまとってくるのでしょう。
ロボットに乗りたい、しかし本当に戦いたくはない。
戦いの中で輝くロボットには憧れるけれど、それでも人殺しをしたい訳ではない。戦いたい訳でもない。そんな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「理想」に魅入られ「現実」で苦しむ。リアルな戦い
旧Verを読んでいないですが、リブートされたとのことでこっちから入ってみました。
始まりはゲームとしてのロボットもので、今まで読んできた「ロボットもの」とは方向性が違うなぁと思いつつ読んでいましたが……
そんなことはなかった。
戦争の道具として使われるこういった流れは本当に起こりそうですよね。人型ロボットはさすがにないかもですが、ドローンとか。
個人的には1章のラブコメは好きです。僕自身運びに見習いところがありましたね。
あと、カグヤは確かにカワイイですが僕は氷威を押したい(/・ω・)/
==追記==
完結おめでとうございます。
始めはゲームの世界だった「戦争」が、現実に。ゲーム…続きを読む - ★★★ Excellent!!!“夢”と“現実”の二律背反。これは、僕が望まなかった宇宙戦争。
左右の操縦桿とペダルを用いて対戦するロボットゲーム『機巧操兵アーカディアン』。そんな夢のようなゲームに魅了された少年・御門アキラの視点で物語は語られてゆきます。
彼は世界一というガチゲーマーながらも“ロボットを操縦できることを楽しむ”という生粋のエンジョイ勢でもあり、非常に感情移入しやすく好感の持てるキャラクターです。しかし、実は現実の世界でもロボットが存在し、戦争の道具として扱われてしまっていることを知り、理想とのギャップに苦しめられていくこととなってしまうのです。
いわゆる一人称視点小説として徹底された“アキラ目線”の描写は、読者を等身大の戦場へと引き込んでくれること間違いないでしょう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!四肢奮迅
右手で右手を、左足で左足を動かす。それだけ。
厳密にはもう少し複雑ですが、この作品のロボ操縦法はこのきわめてシンプルかつ直感的なものを根幹としており、読み手に分かりやすさと共感を持たせることに成功しています。
まさに自分の手足でロボを動かすという感覚。己が四肢で巨体を自在に操る臨場感。読んでいて思わず足を踏み込むほどです。
序盤の楽しく幸せな展開から急転直下、一気に深刻な状況に叩き落とされる中でアキラはゲームではない「本物」のロボットに乗り、「本物」の戦いに身を投じることになります。
その戦いの果てには何があるのか、アキラはその「足」で行くべきところにたどり着き、その「手」で何…続きを読む