攻城大陸

作者 ここのえ九護

79

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★★★ Excellent!!!

めでたしめでたし――

私たちはそんな結びの言葉とともに、何度となくお伽噺を耳にしてきました
たとえば幼いころ寝物語に。
たとえば心がくすんだとき、勇気をもらうために。

この小説は、そんなお伽噺と同じ物語です。

神々が全てを決定するのではなく、ひとが命と魂を燃やして、全身全霊で生き抜いて、その先にある輝く尊いなにかを勝ち取る物語です。

――奇跡。

あるいは、そう呼べるものを。

――希望。

もしくは、燦然とした、だけれど泥臭く、生きることに直結するものを。

とかく私が言いたいのは、


――めでたしめでたし


攻城大陸は、きっとそんな結びの言葉がふさわしい、素敵な物語であると、そういうことです。

★★★ Excellent!!!

タイトルやあらすじにある通り、この物語は城がロボとなり戦う超巨大スケールな物語です。

ですが、それだけじゃない!
戦闘でいえば、『竜』と呼ばれるロボの躍動感あふれる戦闘もあるし、互いに信念を貫き通そうとする熱い戦いや、因縁の相手との胸が詰まるやりとりなどが、息もつかせぬテンポで繰り広げられる!

神話じゃ!
これはもう神話じゃ!

★★★ Excellent!!!

 カクヨムは各種Web小説サイトの中でも、ロボットを主題とした作品に定評がある。運営側自身が、多くのロボノベル作者を「ロボの人たち」と呼び、古くから注目し成長を促してくれたのだ。

 カクヨム読むなら、ロボを読め!

 ロボットと言っても、ガンダムやゲッターロボみたいなものから、ドラえもんや鉄腕アトムみたいなのまで千差万別だ。あなたがこれぞロボ!と思うものが、あなたの最高のロボ小説です。
 だが、先入観やこだわりを捨てて、まずはこの作品を読んでほしい。
 ロボットモノは小説媒体に向かないとか、斜陽のジャンルだとか、一部のマニアだけの縮小再生産が繰り返される閉鎖世界だとか…そういう理屈はいい。いらない。
 読めばわかる、これぞ「ザ・ロボットノベル」だ!
 激動のドラマと迫力のダイナミズム、是非楽しんでほしい!

★★★ Excellent!!!

攻城大陸、その名が示す通りこの物語は城と城がぶつかり合う戦いを描いた物語です。

城の巨大さを表現する単位は1Kmを超え、城を操作する人々の掛け合いはロボットもの好きな人ならば昂ぶること間違いなし。
また、戦闘描写といえばスピード感によってその凄まじさを表現することが多いですが、本作はその逆を行くからこそより迫力を醸し出しているところが素晴らしいポイントです。城が巨大だからこそ、指示を出してその動作が実現するまでになんと一分以上もかかるわけです。緩慢とも言えるそのシーンを緊張の糸を切らさず壮大に描き切っているのがとても良かった。作品を愛するが故の描写の解像度が高いというか。

本作はカクヨムで長く活動している人ならば知る人ぞ知る作品のリメイク。多くの人に待望されていただけに書き上げるのは大変だったと思います。それでも執筆の勢いを絶やさず無事完結させた作者の物語もまた熱い。

連載お疲れ様でした!
これを機にまたたくさんの作品を書き続けてください!

★★★ Excellent!!!

 ファンタジーにはお城がつきものです。そんなファンタジーでロボット物をするなら、城がロボットになって戦うのは当然ですね!

 え、そう……?

 そうなんです!

 それくらガツンとした説得力がこの作品にはあります。デカいものが動いて戦うのが巨大ロボットの魅力、なら城が動かなくてどうする! ──と。

 戦う主体がデカければ、ドラマのスケールもまたデカい。外見的な大きさにふさわしい壮大なスケールの神話が、英雄叙事詩が、あなたを包みこむでしょう。

 攻城大陸、おすすめです!!

★★★ Excellent!!!

城同士が変形して殴り合う。

巨大な物体がロボット(?)に変形する設定はマクロスやザブングルで見られたのが嚆矢であるが、城が変形して戦うという「一度見たら忘れない」設定を作り上げただけでこの作品は成功と言えるだろう。

一発のインパクトがなければ誰にも読んでもらえない時代、ようやくこの作品が完結に至ったのは素晴らしいことである。