“夢”と“現実”の二律背反。これは、僕が望まなかった宇宙戦争。

左右の操縦桿とペダルを用いて対戦するロボットゲーム『機巧操兵アーカディアン』。そんな夢のようなゲームに魅了された少年・御門アキラの視点で物語は語られてゆきます。
彼は世界一というガチゲーマーながらも“ロボットを操縦できることを楽しむ”という生粋のエンジョイ勢でもあり、非常に感情移入しやすく好感の持てるキャラクターです。しかし、実は現実の世界でもロボットが存在し、戦争の道具として扱われてしまっていることを知り、理想とのギャップに苦しめられていくこととなってしまうのです。

いわゆる一人称視点小説として徹底された“アキラ目線”の描写は、読者を等身大の戦場へと引き込んでくれること間違いないでしょう。これは“リアル”ロボットというジャンルの1つの到達点デス……!
まだ読んでいないという方、オススメです♪

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