概要
海辺の町で、怪談百物語はつながっていく——
渡邊紗千香は現在無職。そろそろ仕事を探さなくてはいけないと思っていたところ、祖母がぎっくり腰になったと母から聞く。「手伝いに行ってきて」と母に頼まれるものの、紗千香は正直行きたくなかった。
祖母の家は古い観光ホテルを経営していて、幼い頃の記憶では怖い思い出しかない。紗千香は海が怖かった。
元同僚の洸太にその話をしたところ、「興味あります!一緒にいきましょう!」と半ば強引に祖母の家へと連れ出される。
紗千香はいやいや向かうが、祖母は意外と元気で、数年前に観光ホテルだった場所から引っ越し、今は、小さな平屋で住処を構え、サポートしてくれる元板長もいた。
紗千香のおばあちゃんの家(古い観光ホテル)は廃墟と化していた。
砂だらけの廃墟ホテル。
洞穴厨房で見つけた祠のようなもの。
そして紗千香と
祖母の家は古い観光ホテルを経営していて、幼い頃の記憶では怖い思い出しかない。紗千香は海が怖かった。
元同僚の洸太にその話をしたところ、「興味あります!一緒にいきましょう!」と半ば強引に祖母の家へと連れ出される。
紗千香はいやいや向かうが、祖母は意外と元気で、数年前に観光ホテルだった場所から引っ越し、今は、小さな平屋で住処を構え、サポートしてくれる元板長もいた。
紗千香のおばあちゃんの家(古い観光ホテル)は廃墟と化していた。
砂だらけの廃墟ホテル。
洞穴厨房で見つけた祠のようなもの。
そして紗千香と
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!和響ホラーの集大成! 最初から最後まで胸のざわめきが止まりません
これまでの和響さんと言えば、「無明の闇夜に」と「公衆伝播の太郎くん」をはじめとしたホラー作品を書かれていた作家さんでしたが……今回はまさにその集大成ともいえる作品です。前の二作もすごかったんですけど、軽々とこれを超えてきましたよ。
日本海のとある町で起こる様々な現象。
これを百物語とかと絡めて書いている話なのですが、すごい点がたくさんあります。
まずは構成力。ネタバレなのかもしれませんけど、すごい話がどんどん繋がってきますし、終わらせ方とかがすごいお洒落なんですよね。
続いてキャラクター設定。主人公と洸太という男、夢子、ミチル、美蝶子、などなど様々なキャラクターが登場しますが…続きを読む