このレビューは要チェック! 復活のカクヨムgoodレビュワー"大"表彰式!【第四回】



第3回カクヨムWeb小説コンテストでは、優れた作品を見つけて世に広めるということも、創作にとって欠かせない要素であると考えています。

そこで、優秀なレビュワーの存在にもスポットを当てるため、カクヨムgoodレビュワー"大"発掘会と題して、応募作に寄せられたおすすめレビューより、秀逸なレビューを毎週10本ずつ紹介しています。

紹介された方には、カクヨムgoodレビュワーの称号を授与するとともに、2,000円分の図書カードをプレゼントいたします。

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最終回となる第四回目では、1月19日〜1月25日の間に投稿されたおすすめレビューが対象です。


今週のgoodレビュワー (期間:1月19日〜1月25日)


goodレビュワー No.1: 夜宮あいら
200年経っても、また君に『恋』をする
遺伝子異常によって『男』しか産まれぬゼルダ国。
健常時代のクローンによって、どうにか絶滅をまぬがれようとする。

ゼルダ外務局長補佐のキース=カイルは、外交でたちよった国境ジャングルで遭難。
そこで野生のままに育った『女』に心を奪われる……

偏屈に育ってしまったキースが、ウーに陥落してゆくその様子がもう愛しすぎて……!(⁰▿⁰)!このカップルに添い遂げて欲しい……!と応援しながら読む手がとまりません!
でも、2人が結ばれるにはあまりにも多い障害が……!
ウーの出自がわかった途端に、キースは命を狙われ指名手配犯に。
物語はところ移して新章に……!

じつは休みの日に一気に半分読んでしまったのですが、つづきを読みたくてウズウズ……ソワソワ……
最新話だけ確認して、念願のキース再登場に悶絶しながら、仕事へ行ってまいります(´∀`)ムオー!
── レビュー対象作品: 『SKY WORLD』作者:青瓢箪


goodレビュワー No.2: 奈月遥
大切な人といる世界はこんなにも美しい
産業革命によって職と夢を奪われた少年が、革命の要因である魔法杖に惹かれて、生きる力を取り戻していくドラマに感動しました。

何度も悩み、立ち止まっては、前に進むラスト少年のいじらしさがとても可愛いですし、ラストが道を間違えまた立ち止まる度に、優しさと不器用さで道を指し示してくれるアイーダ先生が素敵でした。

初めから終わりまで、アイーダ先生はラストのことを大切に大事に、彼にとってよい道筋を考えて寄り添い、最期には彼に全てを託していく。
一見、怖そうでもそれは人間関係に慣れてないからで、自信家に思えても内心は自分の技術や思考に不安を持ちながらそれを克服して生き、愛情深くとも人や自分がその愛に翻弄されないように自制する強さ、本当に魅力的な人物でした。

また時間を置いて、読み直したいと思える作品でした。
── レビュー対象作品: 『魔法の杖の作り方』作者:CAT


goodレビュワー No.3: 草詩
幼い頃に聞いた憧れのお話。そこに隠された真実と、今起こる事件とは――。
子供の頃に聞いた御伽噺「白い魔女」
憧憬の念を抱いたお話に隠されていた真実。

短い期間共に過ごした幼馴染との、久しぶりの再会で浮き彫りになっていく過去。
そこには魔術や『みよ君』の家族に関わる秘密と、今まさに進行中のとある事件へと繋がっていた。

戻ってきた『みよ君』は何を見つけ、何を想うのか。
そして主人公は……。

と、気になる要素満載の。
一風変わった魔術設定に支えられた骨太のストーリーです。

しっかりとした魔術設定とそれに立脚したバトルも見所ですが、そうした魔術師の国という”文化や考え方”まで創り込まれており、根深い部分から繋がって行く様も素晴らしい。

『みよ君』を追って来た妹や教会のシスターなど、魅力的なキャラクターたちが真実と事件にどう立ち向かうか。
その中で幼馴染二人はどういう結末を勝ち取るのか。

気になる要素が一つでもあれば是非是非読んでみてください!
── レビュー対象作品: 『ホワイトウィッチトライアル』作者:荒ヶ崎初爪


goodレビュワー No.4: 月影 夏樹
日本独特の雰囲気を活かした、新しいジャンルのホラー小説
和風ホラーの長所とも呼べる、空気感・少しずつ迫る恐怖・暗闇などの要素が、見事に調和しています。その怖さは、まるでこの小説を読んでいる私たちにまで迫ってくるような気配すら感じてしまいます。

日本独特の身近な建物「神社」が話における重要なキーワードとなっており、次は自分がこの体験をするかもしれない……というどこか親近感が湧いてしまいそうだから、それがむしろリアルで恐ろしいです。

そして話を進める上での文字や文章の並びですら怖いという、作品独自の世界観と魅力があります。一読者として、登場人物たちと共に恐怖を体感し謎を解明したい! そんなワクワク感やドキドキ感を、一緒に共有しませんか?
── レビュー対象作品: 『神送りの夜』作者:千石峻之


goodレビュワー No.5: odadami
飛行場のある街を舞台とする姉妹たちの青春譜
"空の便利屋"として飛行機による民間の輸送業を営むパイロット達、そのただ中に父の跡を"継いで"大空へ羽ばたく少女がこの物語の主人公です。

東京から近くて遠い古くからの要衝・山梨県の甲府を舞台とし、読み進めていくと自らが赤いステラの操縦席にいるような、まるで主人公の夏海と共にどこまでも広がる空や鳥瞰の山々を見ているような光景が、頭の中に思い浮かびます。
読了ののち甲府へ向かう列車に乗ったら、車窓から赤いステラの飛ぶ姿を探してしまいそうな、爽快な読後感にあふれています。

またメカ好き、飛行機好きの心をくすぐる要素も多分に含み、機械油のにおいに塗れて整備を手伝いたい気分にかられる作品だとも言えます。
この飛行場のある街に住みたくなる物語です。とても面白かったです!
── レビュー対象作品: 『ステラエアサービス』作者:有馬桓次郎


goodレビュワー No.6: 亜沙
「めでたしめでたし」のそのあとで、
世界はどう変わり、人々はどう変わっていったのか。
ハッピーエンドを迎えたあとの世界に生きる"人々"を丁寧かつ繊細に描いている。
全て終わったあとの世界で、それこそRPGで言ってしまえばもうクリア後の世界。

この作品に出てくる登場人物すべてに魅力を感じた。
が、この物語において自分に衝撃を与えたのは「その他大勢」の存在があることだ。
キャラクター小説にありがちな、主人公たち以外がいてもいなくても変わらない話とは違う。
「その他大勢」が存在しているからこそ、「主人公たち」が存在する。
一歩違えていれば、その「主人公」たちも「その他大勢」の固有名も与えられない存在だったかもしれない。
この小説からは、世界の奥行きを強く感じることができる。

コミカルな調子で描かれる一度「終幕」を迎えた世界の人々は、幕が下りたあとでも生き続けている。
じゃあ、ゲームクリアを迎えたRPGの先には一体何があるのだろうか。

>しかし、平和になったお陰で山ほどいた勇者や騎士は仕事にあぶれて無職になってしまった。

まあ、つまり、そういうわけで。
終わりを迎えた世界はそれなりに問題を抱えているわけで、剣と勇者の世界でも、勇者は少なくとも生命活動を維持する必要があるわけで、生命活動を維持するには食事が必要なわけで……。
これがこの小説の肉にあたる部分だ。
これが美味いと感じるならばこんなレビューなんて読んでないで、さっさと中身を読み進めるべきだ。

きっと、この小説はその期待には応えてくれる。その上で、ひとつ読者に問いかけてくれるだろうから。

これは、ひとつの「勇者論」そのものだと思う。
「勇者」という言葉を読み解き、作者の語る「勇者」像はこうだ、と無言で示してくる。

ただ一つ間違いなく断言できるのは、この小説は「勇者のことが好きで好きで仕方ない」作者の手によって書かれているということだ。
── レビュー対象作品: 『何故、勇者は壷を漁ってしまうのか?』作者:水底で眠る。


goodレビュワー No.7: 竹神チエ
ステファン、10歳。魔法使いの弟子になる
伝統的な英国ファンタジーの趣きのある作品。

引っ込み思案で空想がちな10歳の少年ステファンは、毎日母親に叱られ、友達もおらず寂しい日々を送っていた。
そんなある日、画家で魔法使いだという青年がやって来る。二年前に失踪した父親の友人だというが……。

ドラゴンや竜人、魔女、魔法使い、精霊やゴーレム、カラスやフクロウの郵便屋さん。
人間世界に混じるように、彼らは存在するのだが、一般には否定され、迫害されている。

ステファンはもちろんのこと、彼を取り巻くキャラクターも個性豊かで面白い。

師匠のオーリと竜人の娘エレインの不器用な恋やステファンの母が抱える悲しい過去、一見冷たそうでいて愛情深い魔女たちやいやらしい悪役もそろっている。

丁寧で読みやすい文章で描かれる世界は懐かしく温かい雰囲気に溢れている。
たとえシリアスな場面であっても、それは変わらない。

幼くもなければ、大人でもなく、あくまで子供の立ち場から物事を純粋に考え、ひたむきで少し泣き虫なステファンによって、周りの大人たちも変わっていく。童心を持ち続けることが魔法を使うには必要なのかもしれない。

そここに散りばめられたユーモアのある描写にクスリとさせられながら、異種の対する偏見や差別についても考えさせられる。

子供から大人まで楽しめる、安定感抜群の作品です。
── レビュー対象作品: 『20世紀ウィザード異聞』作者:まつか松果


goodレビュワー No.8: 冬野ゆな
「人形の祠」に纏わる怪談と、ミステリー
世襲騎士ベイル・マーカスは、辺境の都市トリアナンへ左遷された。
その地で彼は「人形の祠」に関する怪談の蒐集を始める。

……というファンタジー+怪談というあまり見ない組み合わせの本作。
「怪談なんて怖そうだし……」という方にもオススメである。

何しろファンタジーなので、いわゆる魔物・モンスター的なゴーストと幽霊の違いをきちんと設定して説明しているところもポイントが高い。

若干、ファンタジーに置き換えただけでは……と感じるところも無いでは無いが、(おかげで最初は主人公の正気を疑った)著者によると「若者の怪談離れを防ぐため」らしいので、こういう世界観だと理解してしまえば問題はない。

……と、偉そうに並べたところで、語られる舞台はきっちりラノベ系ファンタジーなのである。凄い。

そうかといって蒐集される怪談に毒気が無いかというとそうでもない。
蒐集家としてのベイルの能力はかなりレベルが高いと言えよう。

更に、ただの怪談蒐集やファンタジー風にしてみたというだけにとどまらず、語り部を含む登場人物を巻きこみ、一つの結末に収束していく構成も見事である。
これは「人形の祠」の謎を紐解くミステリーでもあるのだ。

他のかたのレビューで「ファンタジー界の京極夏彦」と称されているが、一理ある。
「名探偵 みなを集めて さてと言」う代わりに、この都市、ひいては読者に憑いた「憑き物」をきちんと落としてくれる解決は、この世界観でなければできないカタルシスを確かに持っているのだ。

そして……最後はぜひともその目で確かめていただければ、幸いである。
── レビュー対象作品: 『法務官ベイル・マーカスの怪奇記録 『人形の祠』』作者:海老


goodレビュワー No.9: 吉岡梅
言葉と文字と継承と理解と正義と諍いの物語でそして何よりトヨちゃんの物語
日本の古代史上のスーパーヒロイン、卑弥呼の後を継いだトヨ(壹與)ちゃんのお話です。

トヨちゃんは、最新トレンドである「文字」にめっちゃ興味津々な美少女。
魏志倭人伝でもおなじみの張政や難升米も巻き込んで、今日も今日とて巫女として閉じ込められた社の中でお勉強に励みます。

古より伝えられた謡や宣託を伝えつつ、文字を通じて様々な事を時に可愛らしく、時にお馬鹿に「学んで」いくトヨちゃんがとてもキュートです。

そして、このお話は、「ことば」や「文字」をきっかけに、本当にいろいろなテーマへと触れて行きます。文字のなりたちや意味、日本や中国の古代史、諍いや正義、そして「伝える事」の意味や姿勢と「覚える事」との違い。そして何よりトヨちゃんのキュートさ。

読み始めは、「あ、古代史をなぞって紹介する系かな」と思うかもしれませんが、実は古代史を下敷きにいろいろなテーマへの扉を開いてくれる素敵なお話です。
トヨちゃんや周りのキャラクター達も単なるガイドに留まらず、生き生きとしています。

それにしても、古代史に限らず、伝えられた情報を元にした穴埋め・妄想・お話作りって、本当に楽しい!と再認識させていただきました。
そんなお話作りを楽しんでいる様子も伝わってくるお話です。是非ご一読を。
── レビュー対象作品: 『A.D.248 ウェザーリポート』作者:小川茂三郎


goodレビュワー No.10: 節トキ
恋は匂えど散りぬるを、それでも咲かせん江戸の花
舞台は天保時代、江戸の千住。

兄を探して遥々この地へとやってきたヒロイン・結衣は、危ういところを相模と名乗る男に助けられ、榮屋で働くことになり――というところから物語は始まります。

この相模がとにかくカッコイイ!
女性の目から見てももちろん、訳ありの男衆達からも人気があるのも頷ける問答無用の格好良さ。
飄々としていながら心にはしっかりと熱いものを持ち、怖そうに見えて誰よりも優しい彼の人柄に、結衣だけでなく私も惚れてしまいました。

また結衣という女性も素晴らしく魅力的。
健気で純真で無垢で、時に悩み時に言いたいことを言えずに立ち竦みますが、しっかりと芯の強さを秘めていてます。もどかしいまでの共感を覚えただけでなく、気付けば夢中になって、彼女を心から応援していました。

結衣の行く道は、決してやさしいものではありません。
しかし榮屋で出会ったたくさんの人々の人情に支えられながら、彼女は悲しみや辛さ、苦しみを乗り越え、己の『居場所』を見付けるのです。

襲い来る様々な苦難に手に汗握る場面も多いのですが、その度に結衣の真っ直ぐさ、相模の男っぷり、他の登場人物達の魅力が際立ち、雨降って地固まるの諺の如く、一層作品の世界に惹き込まれていきました。

歴史が得意でなく、時代物小説にハードルを感じている私のような方にもオススメ!

温かさとやるせなさ、甘酸っぱさと切なさ、そして可愛さと格好良さ、様々なものに包まれた恋物語を、江戸の空気と共に味わって下さい!!
── レビュー対象作品: 『撫子踏まずに焔を背負え』作者:秋保千代子


選出されたレビュワーのみなさまには、これからも素晴らしい作品の発掘と紹介を期待しています!

第3回カクヨムWeb小説コンテストは、1月31日(水)まで開催しています。

読みたくない? 気にならない? 復活のカクヨムgoodレビュワー"大"表彰式!【第三回】



第3回カクヨムWeb小説コンテストも、〆切まで残りあと一週間!

本コンテストでは、優れた作品を見つけて人に伝えるレビュワーにも注目。応募作に寄せられたおすすめレビューより、運営が選出した秀逸なレビューを毎週10本ずつ紹介するカクヨムgoodレビュワー"大"発掘会を開催中です。紹介された方には、カクヨムgoodレビュワーの称号を授与。さらに2,000円分の図書カードをプレゼントいたします。

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第三回目の発表となる今回は、1月12日〜1月18日の間に投稿されたおすすめレビューが対象です。


今週のgoodレビュワー (期間:1月12日〜1月18日)


goodレビュワー No.1: 久里
料理狂いの天然シンデレラは割と直球な王子の愛にも気づけない!?
誰もが知っているグリム童話をベースに進んでいくこのお話。
主人公はシンデレラ。しかし、この物語の主人公である彼女は、舞踏会ではなく厨房に赴くことを望むほどの料理馬鹿なのです。

彼女の料理に対する熱意は、並大抵のものではありません。
料理を作ることに至福の喜びを感じるのはもちろんのこと、古今東西ありとあらゆる料理の書物を読み漁っているため、知識も半端ないです。まさかの日本の料理にまで精通している様はやはり只者ではないと感じざるを得ないです。

彼女の料理に対する愛は、きらきら王子の心を射止め、街を救い、襲い来る獣を打ち負かします。事実です。どういうこと!?と思ったそこのあなたはぜひこの物語をお読みください!!!!

ちなみに、彼女の魅力は、異様なまでの料理崇拝だけにとどまりません。
シンデレラは、時に残忍とも思えるほどにラブな感情に対して疎いです。それは、誰からも愛されるきらびやかな王子の直球な愛の告白も華麗にスルーするほどに。私は不憫なイケメンが好物なので、いいぞシンデレラ!もっとやれ!!と思ってしまいます。笑 

誰もが知っている有名なお話を、料理とコメディで素敵に味付けしているこの物語。くすりと笑えて心温まりますよ!(´▽`)

※【シンデレラと動物の音楽隊】まで読了した時点でのレビューです。今後も楽しませていただきます!!!
── レビュー対象作品: 『シンデレラとカボチャの煮つけ』作者:無月


goodレビュワー No.2: かたりゆきにゃふ
異世界転生を読めない私が読めた!
苦手なんです、異世界転生。
「転生したら最強に?転生したら幸せに?そんな訳あるか―――ッ!!!!!」
などと思ってしまう性質でして。
そんな私がニタニタしながら読みきった今作。
コロコロのような少年誌のノリで展開される異世界転生バトル!
独特の用語やリアクション過多がお馬鹿で笑え、同時に主人公の父の行方や競技に現れた謎の連中が気になり先を読み進めたくなる作品です。
デート回などにやにやできる部分もあり。
今後の更新も楽しみです。
── レビュー対象作品: 『超世界転生エグゾドライブ -激闘!異世界全日本大会編-』作者:珪素


goodレビュワー No.3: べる・まーく
キャスト選びは大冒険!?ベストエンドを描く為伏線数多の物語を踏破せよ!
いや、期待を裏切らない面白さに大満足です!

RPGマスターである少年が異世界からスカウトして来た女の子はどうにもミスキャスト!?
だが彼女をラスボスに任命したその日から、波乱の生活が幕を開いた!

まさにあらすじ通り。キャストとの軽妙なかけあいに笑撃を受け、最後の最後に気持ちよくどんでん返し。
予想を越えた各章のラストに衝撃を受けること間違いなしです!

ゲームマスターである非戦闘要員の主人公が、キャストのために数々の困難を乗り越える姿は、思わず手に汗握り応援したくなってしまいます。
シリアスパートもコメディーパートも疑って読まねばなりません。それは、ミスリードかもしれませんから。

そして、主人公はスカウトしたキャストとともに自分の描くベストエンドを目指すのです。

明確に記されたそれすらも、実は……答えは是非ご自分の目で確かめてください!
でも、これだけはネタばらしさせてください。すっごく面白い!!読み終えた後大満足すること間違いなしのオススメ作品です!
── レビュー対象作品: 『僕のダンジョンは、モンスターへのお触りが禁止となっております』作者:如月 仁成


goodレビュワー No.4: 卯月
もーきん(ウコッケイ)とともに、鳥が文明を担う世界の真相を目撃せよ。
鳥たちが服を着、言葉を話し、道具を使い、文明を担う世界。
猛禽のハートを持つワイルドなウコッケイ、圭一郎(通称もーきん)。
世界に疑問を持ち真実を知りたいと望むヨウム、夢一郎。

同じ高校だけれども喋ったこともなかった少年二人が、それぞれ。
この時代、この世界にそぐわぬものと出会ったことから。
大企業、警察、軍、カルト宗教、神。
世界の秘密を知る者、隠そうとする者。
手に入れようとする者たちの騒動の渦中に巻き込まれる。

スピンオフである『推理する翼』から来ましたが。
いやあ、この世界の成り立ちは、こうなっていたのか!

自分たちが「一割」であることを知ってしまったら……。
悩みますよね。
だからといって、今の社会を壊すこともできませんよね。
これは、重い。

凄い話でした。
── レビュー対象作品: 『もーきん ずばばばばーん!』作者:柚緒駆


goodレビュワー No.5: あきのななぐさ
なるほど、読者をそう引き込むのか!
独特の世界観。13歳美少女4人(+男子1名)による絶望殲滅放浪記というタイトルからハーレム旅を想像していると、意外な方法で連れていかれました。
気が付くと、いつしかそこに引き込まれていました。意外な展開は、まさかこういう事だったのかと。読んでいて、なるほどと感心する。
これも、物語の底を流れる世界に、読み手つかんで離さない手法なのかもしれない。
個性的な美少女達との旅が、何処に向かうのか。
この旅を楽しみにしている私がいます。
── レビュー対象作品: 『金なし×家なし×保護者なし!13歳美少女4人(+男子1名)による絶望殲滅放浪記♡〜落園の徒花〜』作者:竜宮世奈


goodレビュワー No.6: 陽野ひまわり
性別を越えて、その人を恋し愛するということ。
小学校からの幼馴染みのハイスペックイケメン二人。
気心が知れた者同士、いつものカクテルバーで静かに穏やかに過ごすのは、何ものにも変え難い、そして他の誰かとでは得難い、かけがえのないひとときだ。

そう。
自分の隣にいるのは、彼でなければならないのだ──

自分の内に積もるそんな思いに気づいた彼らが愛の形に悩み、お互いのスタンスの違いに悩み、未来に悩みながら心を通わせていく物語。
性別を越えて恋愛するということの深さと難しさを、作者様はその豊かで繊細な感性で描こうとされておられるのが伝わってきます。

自分の感情に正直で、ストレートで、直感的に行動ができるスポーツマンタイプの吉野。
一方、冷静沈着で物腰柔らか。けれども自分の心の内にはなかなか人を踏み込ませないインテリタイプの岡崎。
正反対な二人が時にぶつかり、すれ違い、それでもお互いを思いやり求めていく姿に、読者はじれじれしたり、ほっこりしたり、キャッと照れたりとすっかり魅了されてしまいます。
吉野の元カノ・リナの登場で彼らの感情はさらに掻き回されますが、その三人のやり取りも回を追うごとに味わい深いものになっていきます。

BLという言葉で簡単に片付けられない 、“人を愛するということ” をテーマにした珠玉の恋愛小説です。
── レビュー対象作品: 『Strawberry&Cigarette』作者:aoiaoi


goodレビュワー No.7: 浅原ナオト
想定外読者にも伝わる作品の魅力と書き手の愛
成人済ツンツン系眼鏡男子に猫耳と尻尾が生えるところからスタートするこの作品は、明らかに僕を読者として想定していません。

というより、おそらく男性全般を対象として想定していません。主人公のエリカ・スタージョンはとても愛らしい女の子ですが、作品のキモはそこじゃないでしょう。ただ、それは別に悪いことではありません。昨今の二次元エンタメ界隈にはただひたすらに女の子がかわいい女性全般を対象していない作品なんてゴロゴロしていますし、それでヒットもしていますからね。『ごちうさ』とか『きんもざ』とか。

で、『ごちうさ』や『きんもざ』に想定していない女性ファンがつくように、この『がらくた通りと猫の耳』にも僕みたいな男性読者がついちゃうわけですよ。

なんか普通にサラッと読んじゃいました。さすがに「はあ……猫耳男子萌え死ぬ……つらたん……」みたいなエモーショナルな感想は抱きませんでしたけど、なかなかどうして、出来が良い。世界観とキャラクターとそれを表現する言葉や語り口のバランス――大雑把に言うと「雰囲気」がすごくいいです。想定読者じゃないけど「絶対こういうの好きな人いるだろうなー」と分かる。すいませんね、批評家的で偉そうな物言いになって。外から見るからどうしてもそうなっちゃうんですよ。ただそれは逆に言うと、外から見ても魅力が伝わるほどよく出来ているということでもあります。

あとすごく良かったのが「書き手が自分の好きなものを書いている感」がビシビシ伝わってきたこと。これは個人的な嗜好なんですけど、僕は「好きなものを好きだと表現している人が好き」なんですね。この作品を語る例として出すにはちょっと雰囲気そぐわなくて申し訳ないんですが、とんねるずの石橋貴明がスポーツのことを語る時に目がキラキラするじゃないですか。五十過ぎたおじさんが十代の少年みたいになるじゃないですか。ああいうの、すごく好き。それと同じように作者様がこの物語を楽しみながら書いているのが読んでいて伝わり、その愛は作品の生き生きしたキャラクター描写となって現れ、物語の輝きを見事に引き上げていました。

これ、コンテスト応募作ですし、ワンチャン書籍化あるんじゃないでしょうか。ただ惜しむらくは応募部門がSF・現代ファンタジー部門であること。キャラクター文芸でしょう。っていうか、富士見L文庫でしょう。まあそれは作品ジャンルを考えると「現代ドラマ」ではないので仕方のない話。カクヨム側の落ち度です。責任取ってKADOKAWA編集さんたちは読者選考突破したらきちんと読み込んで下さい。頼みましたよ。
── レビュー対象作品: 『がらくた通りと猫の耳』作者:佐々木匙


goodレビュワー No.8: 伊森ハル
ファンタジー世界で学ぶ哲学入門(ただし主人公は剣士)
古来より各国の哲学者たちは智を愛し、世界の有り様について思索を巡らせてきました。それらの多くは人という存在の探求でもあり、言うなれば、僕らが一度は考えたであろう「生きるとは何か」といった疑問を突き詰めて考えることでもあります。
彼らが哲学で扱った概念が、もし魔法になったら。
哲学魔法と名付けられた力を扱うことのできる魔法使い、アイクシュタットが物語のキーパーソンです。
彼は様々な哲学概念を昇華させた魔法で強敵を打ち破り、時には仲間を助け、大衆を扇動し(?)、大きな成果を上げます。
ここまで聞くと彼が主人公なのでは? と思われるかもしれませんが、主人公はあくまで魔法剣士のヒルギーシュです。その意味も、最後まで読めばきっとわかることでしょう。もしもわからなかったら、少し考えてみましょう。たぶん、それが始まりの一歩です。
── レビュー対象作品: 『パーティー最後の1人は最強の哲学者⁉』作者:六畳のえる


goodレビュワー No.9: @snail-maimai
化けるかもしれないと思った。
この作品は、何処にでもいる、自己評価の低い少年と、彼が憧れる少女とのたった一度のデートを描いた物語である。

都度、「ヘドロのよう」と評価する、卑屈な態度の主人公の視点で、物語は語られる。主人公は卑屈ながら、憧れの少女にデートを申し込むのだが―――。

題材は普通。人物も飛び抜けて特徴はない。しかし、この普通の主人公たちを、細やかな表現で描いており、時折その文章にハッとします。

彼女の髪から匂いたつ瞬間。
自転車を置いて、彼女と電車に乗り込んだ事。
細やかな心理描写が描かれていると思いました。

技術的には荒削りですが、作者には魅力と可能性があると感じました。

安易にハッピーエンドにしないところも、リアリティーがあります。続編ではどのように主人公が成長するのか、非常に楽しみです。
── レビュー対象作品: 『モテない男のデートの仕方』作者:竜田 ベンゼン


goodレビュワー No.10: から
どこか明るいドロ沼の四角関係(超修羅場)
ひとこと紹介ですでに矛盾した発言をしていますが、基本的には昼ドラにあるようなドロ沼です。

しかし、作者の紹介文にあるようにこの四角関係の人間関係がとてもおかしいです。でも、主人公の幸(アラサー)はめげずに今の彼氏と結婚しようとしています。

ここでキャッチコピーを見てください。
「だから復縁しないってば!」
とあるように復縁を迫られるわけです。今彼以外に。

主人公はあの手この手で迫る元彼?たちから、逃げようとするのですが…

主人公の性格なのかドロ沼なのに明るいです。なぜそうなったの?と突っ込みたくなるところが多くて爆笑しています。本当に超修羅場なんですけど、外野から見る分には楽しくて…

サブタイトルの付け方も秀逸。次回予告でも期待させてくれますし、一話一話でのお話しがきっちりオチがついています。そこで次回予告です。ええっとなります。とにかく期待の持たせ方が上手です。
いつもハラハラドキドキ、これがこの作品の魅力の一つといえるでしょう。
── レビュー対象作品: 『婚約したら四角関係になりました ( #婚しか )』作者:和久井 透夏

(※レビュー本文を対象としたピックアップ企画のため、同じ作品に対する複数のレビューが掲載される場合があります)


今回選出されたレビュワーのみなさまには、これからも素晴らしい作品の発掘と紹介を期待しています!

第3回カクヨムWeb小説コンテストは、1月31日(水)まで開催しています。

知らない名作との出会い方、教えます。 復活のカクヨムgoodレビュワー"大"表彰式!【第二回】



第3回カクヨムWeb小説コンテストの開催も、残り二週間となりました。
コンテスト後半戦では、幾多ある作品の中からキラリと光る原石を掘り出してその輝きを大勢に伝える、"レビュワー"にスポットを当てます。

カクヨムgoodレビュワー"大"発掘会では、応募作に寄せられたおすすめレビューより、運営が選出した秀逸なレビューを毎週10本ずつ紹介します。紹介された方には、カクヨムgoodレビュワーの称号を授与。さらに2,000円分の図書カードをプレゼントいたします。

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第二回目の発表となる今回は、1月5日〜1月11日の間に投稿されたおすすめレビューが対象です。


今週のgoodレビュワー (期間:1月5日〜1月11日)


goodレビュワー No.1: 結葉 天樹
青春を駆け抜けろ。そのスピードの果てに見るものは!(だが台車である)
全力で真面目にやっているんですが絵面を想像するとどうしても笑ってしまう。そんなお話はいかがでしょう(笑)

青春時代、部活に、スポーツに打ち込んで仲間と高め合ったこともあるでしょう。この物語で彼らが打ち込んでいるのはレースです。
バイク?カート?
いいえ、台車です。

台車。

そう、あの台車です。荷物を積んで運ぶあれです。
あの上に乗ってキックボードみたいに走ってみたいと思ったことはあるのでは?
あれでレースをするんです。
とはいえ侮ることなかれ。坂道を下れば立派なマシン。カスタムするにも意外に高額。操作を誤れば大惨事。
聞くも涙、語るも涙の悲しい事情から台車レースを行う部活に入ってしまった主人公は癖のある面々に囲まれながら成長していきます。

だが、台車である。大真面目に先輩が理論を熱く語るが、やっていることは馬鹿馬鹿しい。
全力で馬鹿をやる。そんな話を楽しんでください。

ちなみにライバルは椅子です。
── レビュー対象作品: 『ダイシャライダー! 』作者:麓清


goodレビュワー No.2: まにふぁく茶
冴えないおっさんの元へ、超絶美人のお嫁さんがやってきた。
欲望に忠実、ド直球の素晴らしい作品です。
男の夢が詰まっております。

ビールは苦いが物語は甘い!
── レビュー対象作品: 『僕は異世界で、粉物屋を始めたよ!』作者:かず斉入道


goodレビュワー No.3: 節トキ
心は人間の女の子、体はオスドラゴン、それでも可愛く逞しく生きるのです!
ヒロインは元は人間の女の子。
ところがとある事情で死んでしまった――と思ったら、ドラゴンに生まれ変わっていた! しかもオスに!!

……という、始まりからいきなり驚きと興味と期待に胸が掴まれるお話です。

ところがこのヒロイン、とんでもなくマイペース。
普通ならこの過酷な現実を嘆いたり、苦しんだり悩んだりするものなのですが、せっかくドラゴンになったんだから、とドラゴンライフをのんびりエンジョイしてしまうのです。

このゆるさが、本当に可愛い!

真っ直ぐなんだけれどどこか抜けてて、頑張ってるんだけどどこか力の入れどころが違ってるヒロインの天然っぷりに、ほっこりしてしまいます。

またちょっと気持ちの表現が不器用な先輩ドラゴンのフェニックスさん、イケメン騎士のロスさん、その双子の妹である美女リディアさんなど、他の登場人物も個性満載!

ヒロイン、ドリアードはこれからどんな運命を辿っていくのか?
そして、恋のお相手は?

物語は二章に入り、やや不穏な気配が立ち込めておりますが、ドリアード達の新たな活躍を楽しみにしています!!
── レビュー対象作品: 『竜王騎士団のドリアード(ドラゴン)さん~戦いよりも恋に明け暮れるのです~』作者:スラ猫


goodレビュワー No.4: 新戸皆鳴
呪物を拾ってはいけない。絶対に。
まず、呪物というアイディアが面白いと思いました。自殺の名所となっている巨大な公園に落ちている特別な能力を持った呪われたアイテム。それはある者には力を、ある者には恐怖を与えます。不幸にもそれを拾ってしまった人々は困惑しながらもその不思議な力に魅入られ、やがて人生を狂わされていきます。

怪談の短編集のような形で語られる物語はやがて一つの物語へと繋がっていきます。その理由が明らかになるとき、突如として怨念と悪意に満ちた巨大な存在が姿を現します。そして小さな怪談の集まりだった物語は一気に世界の命運をかけた戦いの物語へと変貌を遂げます。

読み進めるうちに緻密に組み上げられた構成に気付き、単純な恐怖だけでなく物語としての面白さに引き込まれていきます。後半の展開は間違いなくいい意味で期待を裏切られることになるでしょう。この物語がどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せません。
── レビュー対象作品: 『呪物公園』作者:ぴぃた


goodレビュワー No.5: くろい
触手、激臭、ハニカム構造、ロリ! ……とプラスワン
コンビニに集まる異種族の女の子たちと繰り広げるギャグテイストな日常もの。
普通ではない彼女たちとどのようにコンビニで働くと言うのが、一味違くて面白いです。
これからも、キャラクターが持っている個性を生かした内容が繰り広げられるのに期待大。
ちょっと、変わったコンビニものが読みたい人にお勧めです。
── レビュー対象作品: 『コンビ二バイトをはじめたら、まともな人間が俺しかいないんだが!?』作者:神坂 理樹人


goodレビュワー No.6: 武州青嵐
私は戦う! セクメトに乗り、自分の『正義』のために!
舞台は古代エジプト。

主人公は十代の少女メルウトです。
この少女。
師である大神官からパピルスの巻物とアンクを預かり、アメン神官団から逃げ出すのですが……。

このメルウトが敵から身を守るために乗り込むもの。

それは、超古代文明が生み出した超大型兵器。

ええ、そうです。
これは歴史物では無く、超古代文明が生み出した大型ロボット同士が戦うSFなのです。

随所随所にちりばめられた歴史のミニ知識も楽しめますし、美少女同士がロボットに乗り込んで戦うシーンは圧巻です!

続編があるのかな、と思わせる終わり方なので。
ぜひぜひ、期待しています!
── レビュー対象作品: 『戦闘女神《イレト・ラー》セクメト』作者:平中なごん


goodレビュワー No.7: ヒロマル
俺、ゴリラの背中で風になってる。夢なら覚めてくれ。
ゴリラと異世界。それはイチゴと大福。カツとカレー。大悟とノブ。合うの?それ。
合うんです!
プロットの案を聞いた時、面白くなりそうだとは思っていたけど「異世界」っていう可能性の白いキャンバスが、「ゴリラ」というモチーフが持つパワーをこうも最大限に引き出すとは。
作者さんの異世界に対する現実感の演出も丁寧で、読んでいて自分が本当にゴリラ界に行ったような読書体験ができる。そうだよ!ゴリラ幅!YES!がっさがさの寝床!
神は細部に宿るし、生姜焼きが食べたくなるパワーとスピードのある作品。迷うな。駆け抜けろ。出口はもう前にしかない。
── レビュー対象作品: 『ゴリラと行く異世界魔王討伐』作者:豆崎豆太


goodレビュワー No.8: 坂神慶蔵
インパクト抜群の設定、前代未聞の女性向けフンドシ系ラブコメ爆誕!
ファンタジックなラブコメ&ライトミステリでありつつ、非常に強烈なパンチのある一作でした。

近年、男性向けのラブコメ系ラノベでは、美少女ヒロインのパンツを巡るイベントを軸に繰り広げられる作品がしばしば見受けられます。
いわゆる「パンツ物」とでも呼ぶべきジャンルのストーリーですね。

んで、この小説なのですが、驚くべきことにそんなトレンドを女性向けラブコメの世界まで持ち込んでしまったかのようなテイストがあります。なんと、まさかの「フンドシ物」作品なのです。正気か……。
まさしく前代未聞のジャンル的越境性なのですが、イケメンヒーローのフンドシに執着するヒロイン・ちえりの言動と妄想には抜群のパワーがありました。
そして、そんなフンドシの似合うイケメンとの恋をサポートする、もう一人の過保護なヒーローとの三角関係が何と言っても最大の見所かと。
果たして、ちえりはどちらのヒーローと恋を成就させるのか――?

尚、ただ単にイロモノな設定だけではなく、途中からはライトミステリ的なノリが強くなっていき、物語そのものもしっかり楽しめる作品になっています。
── レビュー対象作品: 『過保護な堕天使、ズボラなあたし。【本編】』作者:陽野ひまわり


goodレビュワー No.9: 真白 小雪
「ダウト」!叫べば恐怖が待っている。
同じ高校生が何故かテーマパークに集められた。

嘘をつくこととゲームは密接な関係にある。

シンデレラや白雪姫やラプンツェルなどの本当の物語から、恐怖の計画が綿密に練られていた。

物語に出て来る残酷なシーンが再現されるのだ。

「ダウト」と口にすれば、誰もが恐怖のスパイラルに堕ちて行く。

あの時、母の言葉を聞いていれば……!

ぜひ、ご一読ください。
── レビュー対象作品: 『ダウト』作者:月花


goodレビュワー No.10: まとりくれあ
隣にいるのに、この恋はとても遠い。
英語があまり話せないOL・香里さんと、イケメン英国人・ヒースさん。
素直になれない二人の、大人の恋が描かれています。
相手の気持ちがつかめない。自分の心もわからない。
戸惑いや不安、小さな嫉妬。
相手の態度や言葉、その一つ一つが気になってどうしても消えていかない。
微妙に揺れ動く心情が、とても自然に伝わってきました。
輪郭が浮き上がるすっきりとした描写。
アーバンでスタイリッシュな雰囲気が、とても素敵です。

気持ちを言葉にして伝えること。
自分の心に素直になること。
異国の言葉が誘う恋は、もどかしさと切なさがいっぱいです。

ぜひ読んでみてくださいね。
── レビュー対象作品: 『Sippin' on Rapsody』作者:小鳥遊 ちより

(※レビュー本文を対象としたピックアップ企画のため、同じ作品に対する複数のレビューが掲載される場合があります)


今回選出されたレビュワーのみなさまには、これからも素晴らしい作品の発掘と紹介を期待しています!

カクヨムgoodレビュワー大発掘会は、コンテスト終了直前の1月25日(木)投稿分まで受け付けています。気になる作品を見つけた方は、ぜひその感想を言葉にして伝えてみてください。第3回カクヨムWeb小説コンテストは、1月31日(水)まで開催中です。

目利きレビュワーは誰だ!? 復活のカクヨムgoodレビュワー"大"表彰式!【第一回】



第3回カクヨムWeb小説コンテスト後半戦! ……ということで、以前実施して大好評を頂いたイベントの復刻版であるカクヨムgoodレビュワー"大"発掘会が開催中です!

この企画では、応募作に寄せられたおすすめレビューより、運営が選出した秀逸なレビューを毎週10本ずつ紹介します。紹介された方には、カクヨムgoodレビュワーの称号を授与。さらに2,000円分の図書カードをプレゼントいたします。

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第一回目の発表となる今回は、12月28日〜1月4日の間に投稿されたおすすめレビューが対象です。


今週のgoodレビュワー (期間:12月28日〜1月4日)


goodレビュワー No.1: ゆうけん
触ってはいけない。こんなに愛しているのに。
本作は恋愛小説です。しかし、恋愛描写だけではなく動きのあるアクションや民族学を練りこんだ妖怪物語でもあります。

主人公は鬼の末裔の男子高校生。人離れした身体能力を持つものの、現代社会に順応するために力を抑えて生きています。性格も鬼の血が入っているとは思えないほど内向的。いえ、人間にあまり感心がないと言った方がいいのかもしれません。
そんな彼が金の瞳の女性と出会ってしまい恋に落ちる物語です。

学園生活もそうですが、日常の描写がとてもナチュラルで主人公が鬼である事や非現実な出来事が、違和感無く入り込んでいます。
どのキャラクターも個性的ですが、物語の背景に溶け込むように活き活きと活躍する様は読み手を引き込むでしょう。

恋愛小説好きには勿論読んで欲しい作品ですが、それ以上に妖怪やもののけ等を題材にした作品が好きな方には是非拝読を薦めます。

物語の構成力が圧巻ですので、飽きる事なくワクワクドキドキしながら読み進める事、間違いなしの作品。

本編を読み終わると番外編が用意されており、その番外編を読むと最初からもう一度読みたくなる。それほど魅力的な物語でした。

ドラマチックな演出や幻想的な文章。
一癖も二癖もある登場人物たちの掛け合い。
どれをとっても一級品の作品。

最後に作者様。
時には楽しく、時には切なく、そして温かい物語を紡いで下さり感謝致します。
清々しい読後感でした。ありがとうございました。
── レビュー対象作品: 『金の瞳の彼女に、恋をした』作者:武州青嵐


goodレビュワー No.2: 斉賀 朗数
奇抜な構図の破壊と再構築。そして、新たな破壊。
第十四話までを読んでのレビューとなります。

「ごめんなさい。逃げます。探さないでください」という手紙から始まる物語は、昨今主流になりつつあるファンタジー作品の様に奇をてらったものの様に思えるが(とは言っても、自分があまりファンタジーを読まないので流行について行けているかは不明だが)、話を読み進めていく内に、昔ながらの丁寧なファンタジー作品の上に成り立っているコメディー作品である事に気付く。

そんな始まりなので、東の魔王ことアレフィオスを追う物語になるのかと思ったが、そうではない。アレフィオスは序盤ですぐに姿を現わすのだ。
そして勇者のリュースとその御一行の中の一員に取り込まれる。

作品の構造がステレオタイプな「魔王という敵を倒す」ではなく、「魔王を助ける勇者」という構造になる様に思えるのだが、作品内の王族の動きや、リュースとその姉的存在エリシアの過去、魔王という存在の秘密など散りばめられた伏線によってはストーリーはまた構造を新たにする予感がしてならない。

物語のジャンルにあるコメディーすら最後はひっくり返してしまうのではないかと思える作品で、これからの展開にも目が離せない。

最後に、文体や描写が丁寧で大変読みやすいのが良い。
しかしながら、一つの話内での視点の変更などがある所が、昔気質なもしくはライトノベルに慣れてない層には違和感を覚える可能性がある様に思う。
── レビュー対象作品: 『へたれ魔王は倒せない!』作者:綾坂 キョウ


goodレビュワー No.3: 夷也荊
死者との婚姻、計略の果てに――、姫は真の愛を知る。
 死者との婚姻を「冥婚」という。その冥婚を果たした一人の姫の物語。姫が身を寄せていたその国には「落し物を拾ってはいけない」という言い伝えがあった。しかし、何でも良い方に捉える姫は、落し物を拾ってしまう。その落し物こそ冥婚の印しだった。しかも、死者との婚姻のはずが男性はあることをきっかけに生き返る。
 姫の夫は皇太子の一人だった。夫の許婚との確執も、夫の呪詛も、次々と明らかになって行き、読者を飽きさせない。さらに、夫の父親を狙う敵国や、その首謀者との争いに、主人公夫婦は巻き込まれていく。  果たして敵の正体は? 呪詛の犯人は? 首謀者は?
 天真爛漫な姫が、死にかけ夫と繰り広げる宮廷恋愛譚!
 歴史小説という事で敷居が高いと思いきや、全くそんなことを感じさせずに最後まで引っ張って行かれました。一気読み必至の作品です。是非、ご一読ください。
── レビュー対象作品: 『死にかけ皇子と冥婚の后』作者:ココナッツ


goodレビュワー No.4: 南 伽耶子
真っすぐということの愛しさと難しさ
性は個性に優先するものではない。そんな結論に達する前の段階を、手探りで歩いている二人の高校生と友人たちの物語。
私事になって恐縮だが、今思い出すと母校の文学部は不思議な空間で、性自認が世間一般とやらとずれていた学生や教員が、普通に過ごしていた。
日文専攻クラスで一番おしとやかでなよやかなのは、小柄でポニーテールにワンピースの似合う「○○君」と呼ばれる戸籍の性別男子。だが男子にも女子にも受け入れられ、あるがままに過ごしていた。だから性別というのは自認によるものが一番強く、戸籍は便宜上、と、ずっと思ってきた。

世間ではどうやら違うらしい、と思い知ったのは就職してからだ。

いくつものお面をかぶり分け、危ういところで高校生活を送っている朧君と、朧君を好きになったことで自分を必死に見つめることにもなる小春ちゃん。
小春ちゃんの動きを心の的確に表すユーモラスな言葉遣いは、単なる「アイドル(偶像)に過ぎなかった朧君の様々な面をとらえていく。
年上のお兄ちゃんと親友の恋、自分の中の潔癖さと、朧君の現実への理解不足。そしてなにより「自分の考えを伝えること、受け取ることの難しさ」が過不足なく描写されている。
特筆すべきは空の描写。朧君と小春ちゃんの変わりゆく心持を実にさわやかに映していく。作者の筆力の確かさである。

中でも感動的なのはメイクボックスを手にした朧君がメイクをするのが、自分ではなく小春ちゃんなことだ。その筆致。二人の間の息遣いと脆い緊張感は実にエロティックで、愛しい。
ここがあるからこそ、セーラー服を着たいと願う朧君の強さが際立つ。

インターネットの掲示板で「女装したい男子のための着付けとメイク募集」という書き込みを見て、旦那と一緒に出掛けたことを思い出した。そのとき嬉々としてブロウをされ、頬や爪、唇を彩られていた大勢の少年たちは、今どうしているだろうか。

男も女も、若い人も年齢と人生経験を経た人も、みんなに広く読んでほしい作品。
カクヨムという場が生んだ鮮やかな傑作です。
── レビュー対象作品: 『はんぶんこの、おぼろくん』作者:犬飼鯛音


goodレビュワー No.5: 狼煙
創作には無限の方法があることを教えてくれる作品
読む前の俺
あれ? ダークファンタジーなのに、『暴力描写』や『残酷描写』なし……? ダークファンタジーってベルセルクみたいなもののイメージだけど、それ無しでダークファンタジーなんて書けるの……?(カチカチ)

ある程度読み進めた俺
確かに嘘はついてない……嘘は! 戦闘シーンはあるけど! 内臓が出てくるとか、相手をいたぶりつくすとか……それはない! でもこれは……! その制約がある中で何でこんなむごく作れるんだ……! 詳しくは見てほしいけど、ダークファンタジーの名に偽りなし! 見事だ!

驚きました。
この作品、先にあげた通り『暴力描写』や『残酷描写』の指定がありません。では生ぬるい内容なのか、それには即NOと答えられるくらい、この作品はヘビー級のダークファンタジーで満ち溢れています。恐怖におののく姿、不気味な敵、ドライなまでの命のやり取り。創作には無限の方法があることを教えてくれる作品であると言えます。
── レビュー対象作品: 『ボクの纏う巫女装束《バトルドレス》』作者:へぼあざらし


goodレビュワー No.6: タカテン
相手への思いやりを持てなければ死ぬデスゲーム
なんとなく最近、他人への思いやりを持たない人が増えてきたような気がする。
そんなことをここ数年、感じていた。
僕は長年商売をやっているが、自分を神様だと信じ込んでいるお客は増える一方だし、街に出てもなんだかちょっとやれやれって感じの人が多くて困ってしまう。
みんなが少しずつでも他人への思いやりを持てるようになれば、今よりずっと生きやすい社会になるのに……そう思わずにはいられなかった。

だから今作のあらすじを見た時、強く惹かれた。
思いやりを持てないと死んでしまうとは物騒だが、「相手を思いやる気持ち」という、今の競争社会では忘れられがちな人間性で生死を決めるのは、実に小説らしくて魅力的な設定である。
なによりそうして生まれ変わった世界を見てみたいと思った。

そして僕は今作をのめりこむようにして読んだ。
サイコゲームによって作られた思いやり社会、同時に生まれた矛盾と不安。やがて思いやりとは逆の感情に支配されていく世界に、「思いやり」というのは強いられるとむしろ毒薬になるものだと知った。
それはサイコゲームのような過激なシステムのせいだけではない。
きっと「思いやり」は他人に強制したり、そのように仕向けたり、教育する類のものではなく、まずはひとりひとり自分自身がそれを意識する事でしか始められないからだろう。

今作をカフェで読み終えた後、外に出ると自転車置き場が満車になっていて、ひとりの女性が自転車から降りて困っていた。
「あ、今出ますからちょっと待ってて」
慌てて自分の自転車を出してスペースを空けると、女の人は笑顔を浮かべて「ありがとうございます」とお礼を言った。
それだけでほんの少し世界が良くなった気がした。
多分、そういうものなんだろう。
── レビュー対象作品: 『サイコゲーム』作者:丸山弌


goodレビュワー No.7: 高梨 千加
平安時代と聞いて尻込みする人にも読んでもらいたい
冒頭、清少納言をオバさん呼ばわりする主人公に、「あ、きっとこの小説は好きだ」と思いました。
平安らしくとか、そんなイメージに捉われない主人公。読んでいて、楽しいに決まってるじゃないですか。
それでいて平安時代の描写はリアリティを感じます。
でも、上述したような主人公ですから、時代小説として堅苦しくもなく、とても読みやすかったです。
時代小説が苦手な方にもオススメです。
大人しい主人公ではないので、時にはドキドキハラハラさせられながらも、一気に読んでしまいますよ。
── レビュー対象作品: 『都の空の朧月』作者:帆乃風 総持


goodレビュワー No.8: すずひめ
美丈夫(イケメン)たちの熱き戦い! 血潮のたぎる中国史スペクタクル
様々な氏族が群雄割拠する宋の時代。
地形や戦略にまつわることや、各氏族の勢力や文化など、丁寧に分かりやすく書かれており、歴史に詳しくなくてもすんなりと物語に入っていくことができます。

何より素晴らしいのは、「人間」の姿が活き活きと描かれていること。

主人公の趙萬年は18歳のイケメン。
彼は兄と慕う趙淳(精悍な顔立ちの熱い男)や趙淏(シュッとした感じの美形)と共に、宋国の領土を守る戦いに参加しています。
まだまだ若さが目立つ趙萬年は、割といつも突っ走り気味。主人公らしい熱い心と行動力を持ち合わせた人物です。
一方で、弟分の王才に体格で劣っていることをちょっと引け目に感じていたり(これ重要な尊みポイント)、仲間になった旅翠(すごい美人でめちゃ強い)が気になるのに素直になれなかったり、それまで敵対していた茶族と共闘することをうまく割り切れずに葛藤したりと、ちょっと可愛らしいところもある男子なのです。
今後の戦いで彼がどのように成長し、どんな活躍を見せるのかが、この作品の一つの注目ポイントではないでしょうか。

また、宋国と対立する金国側のお話も同時進行で語られており、それぞれの思惑や人間関係を両側から見られるのも非常に興味深いです。
金国側も、実直な人柄の道僧(イケメン)やその幼馴染の多保真と徳寿の姉弟(すごい美形)、そして老獪かつラスボスみ溢れる撒速(たぶん渋い感じのおじさま)など、魅力的な登場人物がいっぱいで要注目です。

なお、私の推しは趙淳です。

これから徐々に緊迫した戦況へ向かっていくと思われる本作。固唾を呑んで見守りたいと思います。
── レビュー対象作品: 『守城のタクティクス』作者:氷月あや


goodレビュワー No.9: aoiaoi
美貌の女子大生が底抜けのパワーで奮闘する、痛快なお仕事コメディ!!
誰もが振り返る美貌を持つ元気な女子大生、むつみ。彼女がちょっとした勘違いで応募してしまったアルバイト先は、なんともショボい清掃会社で……!?そんなアルバイト先で、彼女がヘタレな社長やなんとも風変わりな同僚と協力しつつ(?)ハードな仕事に立ち向かう、痛快なお仕事コメディです。

登場するキャラクターたちは、みんな強烈な個性の持ち主。思考回路がそれぞれあっちこっちを向いていて、どうにもまとまりそうには思えない。それが、苦しい会社の経営という一つの目標に取り組むことでデコボコながらも動き出していく。それぞれの持ち味をうまく生かしながら努力を重ねる彼らの姿は、この上なくコミカルでありながら、諦めずに前進する大切さをじんわりと教えてくれます。
そして、泥まみれの努力の末に、彼らが手にするものは——?

個性がぶつかり合う面白さと暖かさ。常に心に活気を絶やさず進むこと。そんなジワリと暖かなものが底抜けに明るく濃縮された、ホカホカと体の芯が温まる素敵な物語です。
── レビュー対象作品: 『絶対に、その家だけはやめておけ!』作者:高尾つばき


goodレビュワー No.10: 純太
リミットは24時間。大学生プロファイラーたちの戦い!
富永蒼、黒崎健、真壁朱里は同じ大学の心理学部、法律学部、理工学部に属する3人組。その蒼の恋人である鳴海橙花が「新種の毒物」による連続殺人事件に巻き込まれてしまう。被害者たちは発症から24時間以内に死亡している。解毒の方法は犯人と接触しなければ分からない。「待ってろ、橙花――俺が必ず、お前を助ける」。蒼たちはそれぞれの専門知識を生かし、かすかな手がかりから犯人のプロファイリングに挑んでいく。

24時間というタイムリミットがあるクライム・サスペンスです。

最後まで読んで、犯人のトリック、動機、アリバイ工作、それを読み解いていく大学生プロファイラーたちのロジックにとても納得感がありました。また、最後まで緊張感を途切れさせない工夫がなされています。

登場人物たちの関係も魅力的です。真っ直ぐな性格で、恋人の命がかかっているがゆえに崩れそうになる蒼、お調子者ながらも土壇場に強い性格で、蒼を支える健。その2人をハッカーとしての能力も持つ朱里がサポートする。さらに、登場機会は少ないですが、印象深いキャラクターが登場して作品に変化を与えています。

3人は犯人に辿り着き、橙花の命を救うことができるのか……!?

ミステリーを読み慣れない人にもおすすめできる作品です。
── レビュー対象作品: 『殺人珈琲店の怪~大学生プロファイラー・蒼の事件簿~』作者:貴堂水樹

(※レビュー本文を対象としたピックアップ企画のため、同じ作品に対する複数のレビューが掲載される場合があります)


今回選出されたレビュワーのみなさまには、これからも素晴らしい作品の発掘と紹介を期待しています!

カクヨムgoodレビュワー大発掘会は、コンテスト終了直前の1月25日(木)投稿分まで受け付けています。気になる作品を見つけた方は、ぜひその感想を言葉にして伝えてみてください。第3回カクヨムWeb小説コンテストは、1月31日(水)まで開催中です。

復活のカクヨムgoodレビュワー"大"発掘会!



第3回カクヨムWeb小説コンテスト開催から、はやくも一ヶ月が経とうとしています。

そろそろコンテストも折り返し地点ということで、かなり充実した文章量の作品も増えてきました。なかには、物語のクライマックスが見えてきた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな状況の中で、年末年始のお休みに入るのはまさに読者にとって千載一遇のチャンス! 気になっていた作品や、新たに見つけた注目作品をぜひこの機会に一気読みしてしまいましょう。

そしてカクヨムでは、その人が感じた「面白かった」を他の人に伝えて作品を世に広めることを、とても大切にしたいと考えています。

物語の全貌が見えてきたり、完結した作品も表れ始める今の時期は、レビューを書くには絶好のタイミングです。読んで面白かったり、気に入った作品があったらぜひおすすめレビューを書いて他の人にも伝えてみませんか? 

自分が好きな作品のファンが増えることや、おなじ好き同士で繋がるファンの輪が広がることには、格別の楽しさや喜びがあります。
作品を読んで感じた「面白かった!」を他の人にも伝えることから起こる、そんなとっておきの体験を皆さんにもしていただきたい──カクヨム編集部では、そのために以前開催して大好評を頂いた"あの"企画を、本コンテストのために復活することにいたしました!

復活のカクヨムgoodレビュワー"大"発掘会!【第3回カクヨムWeb小説コンテスト編】



第3回カクヨムWeb小説コンテスト応募作品へのおすすめレビューより、カクヨム編集部が秀逸なレビューをピックアップします。
ピックアップは毎週10名ずつ、4週間で合計40名を「今週のgoodレビュワー」として紹介するほか、goodレビュワーとして選ばれた方には2,000円分の図書カードをプレゼントいたします。

対象ユーザー:第3回カクヨムWeb小説コンテスト応募作品を★評価し、おすすめレビューでひとこと紹介、レビュー本文を投稿したユーザー
応募方法:任意のコンテスト作品に★で評価し、おすすめレビューを書いて投稿してください(ひとこと紹介、レビュー本文どちらも書いてください)
賞品:2,000円分の図書カード(合計40名様)
キャンペーン期間:12月28日~1月25日
結果発表:初回・1月12日、第二回・1月18日、第三回・1月25日、第四回・2月1日
(※当選者はペンネームを掲載させていただきます。ペンネームを設定していない場合は、ユーザーIDを表記させていただきます)

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