概要
両親からは、「目立たないように」「いつでも平均でいるように」と言われて、ひっそりと生活していたが、夜の街をパルクールで駆け回ることを趣味にしていた。
そんなある日、少女が蛇のような男に追われていることに気付き、助ける。その少女の目は金色で、腕の傷からも金色の光が漏れていた。
その、少女は。
異形のモノにとって、『供物』となる少女だった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!恋しているから、君にふれたい。大事にしたいから、ふれられない。
鬼の血を引く高校生・章吾がある夜出逢ったのは、金色の瞳を持つ少女・来宮ありす。
章吾は一目見た時から、彼女に「食欲」を感じてしまうが、それは彼女が妖に捧げられる『供物』ゆえだった――。
「好きなのに、ふれられない」という設定が秀逸で、主人公・章吾くんの性格と相まって、じれじれ感が満載です!(≧▽≦)
そして、そんな章吾くんにぐいぐいいっちゃう来宮ちゃんがまた、可愛くて素敵で!(*´▽`*)
そして、忘れてはならないのが、二人を見守り、時にアドバイスをくれる存在・狐様。
軽妙な関西弁ともっふもふぶりに癒されます……( *´艸`)
番外編では、そんな狐様の男前ぶりが遺憾なく発揮されておりま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現代を生きる鬼と仲が良い狐さんには悲しい過去がありました
「もふもふ+民俗学=純愛」
という方程式がここに完成してしまった感があります。自分でも、何を言ってるのかわかりませんが、最後まで(本当に最後まで)読んだ感想がこれでした。
現代社会においては純愛など、中々見られるものではなくて、ともすれば色々と嘘くさく感じることも多い(ドラマや物語では特に)のですが、この話は、純愛となるべくして純愛でした。鬼以上に鬼な人間社会で生まれた、打算も欲求も全くない、紛れもなく必然的に起こるべくして起きるドライなまでの純愛。
普通の恋愛小説だと思って読み終えた瞬間、その事に気付いた自分を天才だと褒めてやりたくなるほど(ちょっと精神錯乱状態)の純愛です。
純愛とは、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!触れられない。愛してるのに―― 喰いたくなる。愛してるのに――
普通の男子高校生として暮らしていた鬼の末裔の男の子、桃生君が、供物の女の子、来宮さんに恋をするお話です。
自分は供物に食欲を感じてしまう鬼の末裔。
なのに、惹かれる。
惹かれるのに、触れたら生気を吸い取ってしまう。
死なせてしまうかもしれない……。
惹かれ合う高校生の二人の恋に、こんな制約があるのです。
ヤキモキしたり、切なくなったり、たまりません!
しかし、こんな切なくドロドロしそうな要素がありますが、二人の性格のおかげか、暗いお話にはなっていません。
恋に葛藤する姿が、高校生男子だなぁ、とほのぼの(?)します。
色々と迷いながらも、来宮さんを守ろうとする桃生君がカッコいいです。
恋…続きを読む - ★★★ Excellent!!!エンターテイメント満載の伝奇ロマン!
読み終えたばかりですが、面白かった!の感想が真っ先に思い浮かびます。
鬼の末裔である桃生君と、家族のために供物となっている来宮さん、高校生のこの二人をめぐる、伝奇テイストあふれるエンターテイメント小説です。
スペックはやたらと高いのになんとも踏み込みの甘い桃生君、供物と言うわりにはパワフルでかわいい来宮さん、この二人のキャラクターが秀逸で、二人の紡ぐ物語は波乱万丈。
この二人をそっと支える『狐』のキャラクターがまた素晴らしく、いつまででも読んでみたい気持ちにさせられます。
しかも、そんな思いをくみ取るように用意されているのが番外編。
こちらではその『狐』さんのちょっと切ない話までが用意さ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!金の瞳の娘はそれはそれはたいそう魅力的で口に入れたくなるものでな
呪いを受けて瞳が金色になった少女は、人ならざるものに生気を吸われて衰弱死してしまうさだめにある。
章吾は偶然にもそうして瞳が金色になった少女来宮ありすと出会う。そして恋に落ちる。
ふだんは平凡な男子高校生である章吾。
しかし、彼も実は鬼の末裔。人ならざるものの血を引いている。
好きなのに、守りたいのに、誰よりも何よりも彼女が愛しくて尊いのに、章吾もまた彼女に「食欲」をおぼえ彼女を喰らう白昼夢を見る……。
切なさ山盛りミックス!!
好きなのに、触れあいたいのに、ひとつになりたいのに――肌が触れただけで彼女は死んでしまうかもしれない。
しかも、彼女は家を守るために他の異形に喰われる覚悟をして…続きを読む - ★★★ Excellent!!!巡り巡る、金色が零れる物語。
曰く付きの血筋を背負う男子高校生・桃生。
異形の存在に取り憑かれ、供物として生きる女子高校生・来宮。
彼らは出会い、引かれ合うのですが、
彼が彼女に求める、好きの根底のある衝動。
彼女が彼に求める、素直な好きの言動の違い。
ここに、やきもきさせられる恋愛要素が、たっぷりと詰まっています。
人の生き死にが関わる問題なので、
不謹慎とも感じますが、
やはり、散りばめられる素直な恋愛思考に
ニマニマしてしまいます。
脇を固めるキャラクターも、一本筋が通っていて、
とても魅力的です。
私は、特に「狐さん」に魅了されました。
番外編では、その狐さんの過去から現代に繋がる
「金の瞳」の物語を堪能…続きを読む - ★★★ Excellent!!!触ってはいけない。こんなに愛しているのに。
本作は恋愛小説です。しかし、恋愛描写だけではなく動きのあるアクションや民族学を練りこんだ妖怪物語でもあります。
主人公は鬼の末裔の男子高校生。人離れした身体能力を持つものの、現代社会に順応するために力を抑えて生きています。性格も鬼の血が入っているとは思えないほど内向的。いえ、人間にあまり感心がないと言った方がいいのかもしれません。
そんな彼が金の瞳の女性と出会ってしまい恋に落ちる物語です。
学園生活もそうですが、日常の描写がとてもナチュラルで主人公が鬼である事や非現実な出来事が、違和感無く入り込んでいます。
どのキャラクターも個性的ですが、物語の背景に溶け込むように活き活きと活躍する様は…続きを読む - ★★★ Excellent!!!鬼の少年と供物の少女のラブストーリー
妖怪の供物にされる運命を背負わされた少女と、それを守ろうとする鬼の血を引く少年の物語。
これだけ聞くと一見壮絶なバトルもののように思えます。それももちろん間違いではりません。
ですが、これは恋愛小説です!恋の話です!!ラブが盛りだくさんです!!!
訳あって少女に触れる事すらできない少年。そもそも自分は彼女の傍にいて良いのかとうじうじ悩む彼を力強く支え、引っ張るのは守られるはずの立場にある少女でした。
少女は少女で供物である事を受け入れてしまいますが、納得がいかない少年は必死で彼女の力になろうとします。
そんな二人のラブラブっぷりは、見ているこっちまで顔がほころんでしまいました。
あと…続きを読む