青春を駆け抜けろ。そのスピードの果てに見るものは!(だが台車である)

全力で真面目にやっているんですが絵面を想像するとどうしても笑ってしまう。そんなお話はいかがでしょう(笑)

青春時代、部活に、スポーツに打ち込んで仲間と高め合ったこともあるでしょう。この物語で彼らが打ち込んでいるのはレースです。
バイク?カート?
いいえ、台車です。

台車。

そう、あの台車です。荷物を積んで運ぶあれです。
あの上に乗ってキックボードみたいに走ってみたいと思ったことはあるのでは?
あれでレースをするんです。
とはいえ侮ることなかれ。坂道を下れば立派なマシン。カスタムするにも意外に高額。操作を誤れば大惨事。
聞くも涙、語るも涙の悲しい事情から台車レースを行う部活に入ってしまった主人公は癖のある面々に囲まれながら成長していきます。

だが、台車である。大真面目に先輩が理論を熱く語るが、やっていることは馬鹿馬鹿しい。
全力で馬鹿をやる。そんな話を楽しんでください。

ちなみにライバルは椅子です。

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