概要
迷い猫の捜索から除霊まで。あらゆる事件は、深見探偵事務所にお任せを!
自称『名探偵』、深見昇一(ふかみ しょういち)。
深見探偵事務所の所長である彼は、仕事なし・金なし・人望なし――ないない尽くしの探偵である。
探偵としては二流もいいところ、うだつが上がらない深見。
だが彼の事務所には、他の探偵とは一線を画す特殊な仕事が舞い込んでくる。
「また除霊の仕事かよ! 金にならねえんだよ!」
それは、除霊。
幽霊と会話ができるという特異体質を持つ深見のところへ、未練を抱えた悩める幽霊に関する依頼が日々やってくるのだ。
「さあ、しょちょー! 今日もビシバシ除霊しないとね!」
幽霊の少女――幽子(ゆうこ)が深見の助手として事務所にやってきて、除霊に関する仕事は増えていく一方だ。
迷い猫の捜索から、迷い幽霊の成仏まで。
深見探偵事務所は今日も、幽々自適に営業中!
深見探偵事務所の所長である彼は、仕事なし・金なし・人望なし――ないない尽くしの探偵である。
探偵としては二流もいいところ、うだつが上がらない深見。
だが彼の事務所には、他の探偵とは一線を画す特殊な仕事が舞い込んでくる。
「また除霊の仕事かよ! 金にならねえんだよ!」
それは、除霊。
幽霊と会話ができるという特異体質を持つ深見のところへ、未練を抱えた悩める幽霊に関する依頼が日々やってくるのだ。
「さあ、しょちょー! 今日もビシバシ除霊しないとね!」
幽霊の少女――幽子(ゆうこ)が深見の助手として事務所にやってきて、除霊に関する仕事は増えていく一方だ。
迷い猫の捜索から、迷い幽霊の成仏まで。
深見探偵事務所は今日も、幽々自適に営業中!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!直球勝負の笑いで畳みかけてくる怖いやつ
本作の素晴らしいところは、ギャグと人情味あふれる物語が、共存しているところにあります。
ウィットに富んだ笑いが続くと思えば、急に人間味あふれる温かいシーンに繋がる。
その意外性が魅力の一つです。
さらに、テンポがある物語に、歯切れの良い文脈は、読む人を選びません。誰でも楽しめます。
ただし、序盤はパロディに頼りすぎる風潮があります。元ネタを知らない読者や、その手のネタに飽きている人には、受け入れられないかもしれません。
本作はパロディに頼らずとも、十分笑える面白さ、物語に惹きつけられる意外性が畳みかけられています。
ちょっとした読み物に最適です。 - ★★★ Excellent!!!どうにかして俺が書いたことになんねえかな……
タイトルの通りである。
……とレビューを終えてもいいのだが、さすがにこれでは作品、そして作者に対して失礼だろう。もう少しだけ、内容について触れておきたい。
この作品は徹頭徹尾「コメディ」である。
「コメディ」と聞いて侮ることなかれ。
素人のギャグほど見るに堪えないものはないのは、ご存じの通りだ。
「え、これ面白いと思ってんの?」
「うーわ、また下ネタ……」
「寒っ……親父ギャグかよ」
ネットでコメディを書く際、書き手は常に読者の心無い反応を妄想し、内心びくびくしながら投稿するものである(少なくとも私はそうである)。
しかしこの作品はどうだ。
そんなみみっ…続きを読む