淡 湊世花

1103さんのファンです。 今回も期待を裏切らない内容で とても面白かった。 腋臭の手術を題材に、 自分の身体にメスを入れる展開が、 エキセントリックに綴られています。 110…続きを読む

人生を「机の引き出し」に例えることは多々ありますが、ここまで誰かの記憶を追体験できるような物語は、なかなかお目にかかれないのではないでしょうか。 あまりに現実味を帯びているので、読…続きを読む

わたしはこの作者さんのファンです。コメディも得意、人間ドラマも描ける、そこに、ほんのり切なく甘い恋愛要素が加わっている。 まるで、映画監督ウディ・アレンの作品のような、独特なリズム…続きを読む

本作の素晴らしいところは、ギャグと人情味あふれる物語が、共存しているところにあります。 ウィットに富んだ笑いが続くと思えば、急に人間味あふれる温かいシーンに繋がる。 その意外性が魅…続きを読む

読み終わった後、わたしは、作品の完成度の高さに舌を巻いてしまいました。 レビューを書きたいけど、この作品の奥深さを語るには、一朝一夕の言葉選びでは足りません。それほど、この作品に“…続きを読む

テレビを見ていたら、タレントが面白いことを言って、画面の向こう側がドカンと盛り上がった。ついつい、視聴者の自分も笑ってしまった。 この作品には、そんな“たわいのないユーモア”があり…続きを読む

まず最初に。 わたしは一人の子を育てる親です。 この作品が世の中に出回ったら、 間違いなく、爆発的に読まれる話題作になるだろうと思いました。 「生育」という、非常にシビアな話題を…続きを読む

みなさんは「読書通帳」をご存知でしょうか。 熱心な教育ママパパや、本の虫さんなら、一度は耳にしたことがあるワードかも。もし初耳なら、ぜひとも小耳に挟んでいただきたい。 読書通帳は「…続きを読む

どの時代にも象徴的なヒーローがいましたが この物語には、ヒーローの歴史を編み込んだような特徴的な主人公が存在します。 それが主人公のファンです。 明るく朗らかで、のほほんとした雰囲…続きを読む

荒削りな文ですが、物語の展開はうまく、最後まで読むとスッキリとした読了感が味わえます。 筆者さんは執筆当時、高校3年生とのこと。 18歳の目を通して見た「人生」とは、こんなにキラキ…続きを読む

丁寧に丁寧に書かれた作品です。 作者様は、この物語をどれだけの愛情を注いで書いているのだろうか、と感じさせてくれます。 場面の細かい情景描写には、筆者様が目に焼き付けてきたのであろ…続きを読む

カクヨム内で、 シリーズ物第二弾として、これほど完成度の高い作品は読んだことがありません。 おそらくWEB小説では、五本の指に入るのではないでしょうか。 前作を含めて、これがWEB…続きを読む

とある海辺の町と、ごく普通の“僕”との、長い人生のある部分を切り取って語られたお話です。 少年から大人になる変化を、こうも淡々と美しく輪郭を持たせられたな。と読んでいて感じました。…続きを読む

文がよくまとめられていて、物語の情景が鮮やかに思い浮かびます。 祖母と孫の不思議なやりとりには、好奇心をそそられます。 物語の最後は、ただの終止符を打つのではなく、その後の進展にい…続きを読む

最高に面白い小説でした。 物語自体は、一部二部構成になっており、一貫して、特定の主人公がいません。 しかしそれが、ハーブ(薬草)の存在を際立たせ、一部ではハーブそのものが主人公で…続きを読む

誰もが知っている、あの名作のパロディですが、完成度が高く、全くのオリジナル小説を読んだ気持ちです。 ほとんどの日本人なら、空で語れるあの設定を活かしつつ、物語の視点を少しだけずらし…続きを読む

きっと勇気をもらえる、そんな小説です。 将来に不安や葛藤がある主人公は、親にダメ出しされ、周囲からは腫れ物扱い。 さらに棘をさすのが、期待を受けてる年下の子。 この物語の情景は、…続きを読む

まるで、鏡の前に座って、自分の凡庸な顔を見ている気持ちになりました。 凡庸な顔だとは思いつつも、中の上ぐらいの顔だよな。と自分に言い聞かせる。 だけど、いざ写真に写った自分を見ると…続きを読む

小説を書く人なら、必ずぶつかる問題に、そっと寄り添って、励ましてくれるような小説です。

もしファンタジー世界に落語があったら。きっと誰もが知ってる噺の１つに違いない。そんな風に思えるお話です。 モンスターたちの試行錯誤、共感を呼ぶ労働環境、そして最高にオチつける城。ど…続きを読む

飲んべえの私、素敵なタイトルに引き寄せられ、千鳥足のまま小説を読ませていただきました。 ですが、読み終わった頃には、肝臓のそこから震えが走るほど怖くなりました。 あんなに飲みたかっ…続きを読む

1話でこれだけ続きが読みたくなる異世界転移物って初めてです。
しかも、語り口調は純文学をイメージする。
やばい、こんなの待ってた。。。

バカが暴れまわるコメディと見せかけて
最後は感動と希望に満ち溢れた大団円。
最後まで楽しく読み通せました。

私はもともと、異世界ものとかモンスターを相手に戦うゲームのような世界観が苦手でした。 しかし、おっさんの孤独な戦いには、毎回ハラハラドキドキしながら文字を追っています。 それはきっ…続きを読む

本当の恐怖は、オバケでもなんでもなくて、正常さや秩序を失うことだと感じさせられます。 おまけに、崩壊が知らず知らず始まり、変だなぁと思う気も失せた頃には、手遅れなんですね。 狂気…続きを読む

この面白さを、淡々と語る技量と適当な言葉が見つかりません。 でも、この良さを表現するためなら、どんな言葉だって使ってやろうと思えます。 ばちくそおもしろいです。 おじさんも筆者も…続きを読む

奇妙で不気味で、怖いのに読むのをやめられない恐怖のミステリー。 ずぶずぶ飲み込まれる底なし沼のような謎が続き、最後まで背中のゾゾゾ……がこびりついたままでした。 夢で見ちゃったら最…続きを読む

先が読めない。
一瞬で予想が覆される。
本物の野生パワー、これが真のゴリラなのか。
檻の中でダンスなんか絶対しない。

子どもの頃、なぞなぞが好きだった。 大人になっても、謎掛けが好き。 テレビの前で、クイズ番組の出演者と一緒に頭をひねる。 そんなあなた。これは絶対ハマる。 「なんだろう？」って考え…続きを読む

新卒の女の子先生が、いきなり離島に飛ばされて、個性的な島の人々と生活していく……。夢と汗を感じる、ありそうでない話です。でも、妙に生々しい現実感が漂っています。 それはきっと、作者…続きを読む

数百文字の短編集。全て独立した内容なので読みやすかったです。 “多くの人が持たされた既成概念”を、ニヒリズム的に面白くしているのは、トンチが利いてて良かったです。 ただ、その理不尽…続きを読む