タイトルに惹かれてフォローしていたのですが、やっと読みました。面白いですね〜。こんなアプローチが有るのかと、腰を抜かしました。枕目さんの「ファルカス」と「オーガニック」を拝読しましたが、いずれも違うアプローチ。強いて言えば、「オーガニック」とは爆笑を誘発する点が共通しますが、それは読者の反応に過ぎず、枕目さんの引出しの多さに感心しています。ところで、この作品、街コンに応募してたんですね。タイトルから愛知県を連想するのは不可能ですが、兎に角、面白いです。短編にはMAX2つが信条ですが、星3つを付けました。
本作の内容は「隣人トラブル」という深刻な物ですが、筆者様の軽妙な文体が非常に際立ち、ユーモア溢れる示唆に富んだエッセイになっています。とても楽しく拝読出来る事でしょう。お薦めの逸品です!
文句なく面白くて、それ以上言うことはないのですレビューとして完全に脱線するのですが……私は子供の頃、ヨウシュヤマゴボウの茎でチャンバラごっこをしていました。あの実の紫の汁が服につくと取れないので親にはしょっちゅう叱られていたのですが、茎の適度な硬さが遊びにはうってつけでした。ええ、実も口にしてましたよ。おいしくないんでお腹壊したりはしませんでしたが。でも雑草ですよね、どう考えても。
特に世界とかはやばくはなりません。ごく狭い規模での、二人の闘いの軌跡です単純に説明すると、ボウフラを養殖するお話です。ただそれだけなのにこの面白さ。反則です。あなたもぜひ、読んでみてください。どんなバトルものよりも熱い闘いが、そこにはあります。
ボウフラを扱ったエッセイは初めて見ましたね。ここまで熱い戦いを描いたエッセイも初めてです。がんばれ、白のボウフラ養殖。
ボウフラと読む。これ、案外知られていない漢字なんですね。私は蚊に全くモテない体質で、作者様が羨ましいかぎりです(嘘)。なかなか変化球の面白い作品でした。
この面白さを、淡々と語る技量と適当な言葉が見つかりません。でも、この良さを表現するためなら、どんな言葉だって使ってやろうと思えます。ばちくそおもしろいです。おじさんも筆者も、そしてボウフラもみんな生きてる。食物連鎖の輪やはたまた生物の神秘さえ伝わる感動の作品でした。
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