モスキートおじさんVS筆者 ボウフラ養殖対決

作者 枕目

187

70人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

竹や樹木を育てまくり、植物が隣近所にせり出していようがボウフラが湧こうが気にしないオッサン。
つまりはエコロジー風味で植物好きで、蚊を増やしてしまう変態。

一方で、熱帯魚のエサの値段を浮かせるために蚊を利用し、飼っている魚との一体感を熱望する筆者。
つまりは知恵が働いてグッピー好きで、意図的に蚊を滅する変態。

蚊を増やす変態と蚊を減らす変態の見えない攻防は、密かに近隣住民を巻き込んで、人知れずに続いていく。
そう、もしかしたら、あなたの街の、あなたの家の、すぐそこでも。

……え、過剰に植物に愛を注ぐオッサンはともかく、この筆者は断じて変態ではないって? 
なんのこったよ。意味が分からん。よく考えてみろ。
『自分の血液から生まれたボウフラを、愛するグッピーに食わせる』
間の過程を飛ばすとどうなるか。
『自分の血液を、愛するグッピーに食わせる』
こっちも十分ヤベェって。どっちも変態だって。

そう、これは変態と変態による、変なボウフラ攻防を描いた、変な物語。

★★★ Excellent!!!

タイトルに惹かれてフォローしていたのですが、やっと読みました。面白いですね〜。こんなアプローチが有るのかと、腰を抜かしました。
枕目さんの「ファルカス」と「オーガニック」を拝読しましたが、いずれも違うアプローチ。強いて言えば、「オーガニック」とは爆笑を誘発する点が共通しますが、それは読者の反応に過ぎず、枕目さんの引出しの多さに感心しています。
ところで、この作品、街コンに応募してたんですね。タイトルから愛知県を連想するのは不可能ですが、兎に角、面白いです。
短編にはMAX2つが信条ですが、星3つを付けました。

★★★ Excellent!!!

文句なく面白くて、それ以上言うことはないのです

レビューとして完全に脱線するのですが……
私は子供の頃、ヨウシュヤマゴボウの茎でチャンバラごっこをしていました。あの実の紫の汁が服につくと取れないので親にはしょっちゅう叱られていたのですが、茎の適度な硬さが遊びにはうってつけでした。
ええ、実も口にしてましたよ。おいしくないんでお腹壊したりはしませんでしたが。でも雑草ですよね、どう考えても。

★★★ Excellent!!!

特に世界とかはやばくはなりません。
ごく狭い規模での、二人の闘いの軌跡です

単純に説明すると、ボウフラを養殖するお話です。
ただそれだけなのにこの面白さ。
反則です。

あなたもぜひ、読んでみてください。
どんなバトルものよりも熱い闘いが、そこにはあります。

★★★ Excellent!!!

この面白さを、淡々と語る技量と適当な言葉が見つかりません。
でも、この良さを表現するためなら、どんな言葉だって使ってやろうと思えます。
ばちくそおもしろいです。

おじさんも筆者も、そしてボウフラもみんな生きてる。
食物連鎖の輪やはたまた生物の神秘さえ伝わる感動の作品でした。