HERB

作者 まさひろ

29

10人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

現実味のあるファンタジー、と言えばいいんでしょうか。既に矛盾を孕んでるような気がしますが、まぁ、それはそれ、それはこれです。
とにかく、するっと引き込まれる語りに、個性のあるキャラクター。カクヨムで、知識量を窺える大人びた文章にようやく会えたなぁ、と思った次第です。
それに反して、レビューが語彙力無くて申し訳ない。とにかく一言で言い表しますと、
「面白い」
現場からは以上です。

★★★ Excellent!!!

某国民的RPGで出てくる回復アイテム。薬草。
ゲームの中では安価なアイテムですが、よくよく考えるとどんな傷でも癒やしてくれて、使った瞬間に怪我がなおる。
現実の世界にあんなものがあったら大変です。

これは腹に一物もった癖者ぞろいのキャラクターたちが、驚異のアイテム「薬草」を見つけてしまい、腹の探り合いをしながらお互いに出し抜き合い、一攫千金を狙うというお話です。

ありえないアイテムを巡って、リアルな駆け引きをし合うキャラクターたちの群像劇が面白い!

★★★ Excellent!!!

 個人個人の設定が緻密に彫り込まれ、矛盾なく関係性を成り立たせている点に於いて、この作品は群像劇として非常に良質な物であると言う事が出来る。
 また、心情描写・情景描写も洗練されており、過度に多分でも無く不足もしていない。読むことにストレスが発生しないのもまた、評価できる点であった。

 個人的に感嘆したのは、視点の転換を違和感無く行っている点である。
 ネタバレを避ける為詳細は語らないが、この作品の主題とも言えるテーマを多方面から切り崩していく事は非常に難易度が高い。それを何の違和感も無く達成せしめている点に於いて、この作品は非常に驚くべき物であった。

 今後の展開が期待される。

★★★ Excellent!!!

 賭博や借金でその身を堕とし、借金取りに追われる毎日のフリーター蓬屋。彼はひょんなことから、瞬く間に傷を治してしまう不可解な草を発見してしまう。
 前触れもなく、何の過程もなく、まさにそれが自然だと言わんばかりに傷を塞いでしまう――まさに、薬草というべき草。値千金の匂いを感じ、蓬屋はそれで億万長者になろうと目論む。やがて、その薬草は県境や国境を越え、この世界に波乱を呼ぼうとしている――。

 薬草をきっかけとして、さまざまな人間が策動する。思惑、目論み、感情、全てがばらばらの方向へ、だが同時に動きだし、徐々に物語が加速しつつある。
 心情豊かに書かれた登場人物が躍動するさまは、まさに群像劇。リアリティある単語や描写が、実感を持って読者に語りかけてくる。意思と欲望が絡み合った物語は、どう展開が進むか見ものである。