驚きの連続、最後まで油断できないパニック小説

最高に面白い小説でした。

物語自体は、一部二部構成になっており、一貫して、特定の主人公がいません。
しかしそれが、ハーブ(薬草)の存在を際立たせ、一部ではハーブそのものが主人公であるかのように、展開が進みます。
一方、二部では、ハーブに翻弄される人々の行動と心情に焦点が合わされ、劇的な展開の中、必死に生き延びようとする彼らの姿が、生き生きと文字の上に思い浮かびます。

物語は、場面ごとに視点がコロコロ変わり、大変面白い進み方をします。
出会ったことのない物語を求めてる人や、なんだか生活にマンネリを覚えている人にもオススメできる、超優良作品です。

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