開幕のいじめ&家庭環境が正直きつい。でも祖父の遺した家と“扉”が出た途端、空気が変わる。
鑑定→称号→メニュー→換金/転送/入場制限…とUIが次々解放される感じ、ゲームログを読む快感そのもの。家の“絶対防御”は読者の不安も守ってくれて安心感◎。
武器鑑定パートは完全に宝探し。「全剣」「絶槍」「無弓」など固有名がいちいち厨二心をくすぐるし、遊んでいたら「真武術」まで統合されるぶっ飛びっぷりにニヤリ。
現実パートで“スキルがちゃんと効く”のも良い。コンビニ前での一件は、優夜の「誰かを助けたい」が初めて報われる場面で、祖父の言葉が生きるのが好き。
初バトルはブラッディ・オーガ戦。家の結界で守りを固めつつ“絶槍”一投で仕留める流れが痛快で、「俺でも勝てる」のライン設定がうまい。レベルアップの通知が入るタイミングも気持ちいい。
重めの導入→一気に報われる構図だから、ストレス少なめに読み進められるタイプ。
この先は現実側の逆転(学校・家族・バイト)、扉と家の謎、助けた少女との再会……と、期待のタネがたくさん。
異世界と現実を往復しながら“自分の居場所を取り戻す”物語として、気持ちよく追いかけられる一作。
無双系って力を手に入れてハーレム作るまでが大体のお決まりだからパッとせず埋もれるんだけど、これは吹っ切れてて面白い。中途半端な無自覚俺なにかやっちゃいましたか?っていうアレはストレス溜まるんだけど、ここまで無自覚極めると、もうなんか面白すぎるよね。
「タイトル長すぎだろw」って思い書籍一巻試しに買ってしまったらドハマリしてしまい、未だに出たら買い続けてる。色んな要素があって読んでいてお得なんだよね。ヒロインのジャンルがとっても充実してる。なんかマジで、面白い。腹痛い。
ツッコミながら読める良い作品。無双系ってあまり長続きしないけど、これは完結するまで読みたいな。