扉ひとつで“異世界”と“現実”を 鏡が割れた瞬間、世界が切り替わる。
- ★★★ Excellent!!!
開幕のいじめ&家庭環境が正直きつい。でも祖父の遺した家と“扉”が出た途端、空気が変わる。
鑑定→称号→メニュー→換金/転送/入場制限…とUIが次々解放される感じ、ゲームログを読む快感そのもの。家の“絶対防御”は読者の不安も守ってくれて安心感◎。
武器鑑定パートは完全に宝探し。「全剣」「絶槍」「無弓」など固有名がいちいち厨二心をくすぐるし、遊んでいたら「真武術」まで統合されるぶっ飛びっぷりにニヤリ。
現実パートで“スキルがちゃんと効く”のも良い。コンビニ前での一件は、優夜の「誰かを助けたい」が初めて報われる場面で、祖父の言葉が生きるのが好き。
初バトルはブラッディ・オーガ戦。家の結界で守りを固めつつ“絶槍”一投で仕留める流れが痛快で、「俺でも勝てる」のライン設定がうまい。レベルアップの通知が入るタイミングも気持ちいい。
重めの導入→一気に報われる構図だから、ストレス少なめに読み進められるタイプ。
この先は現実側の逆転(学校・家族・バイト)、扉と家の謎、助けた少女との再会……と、期待のタネがたくさん。
異世界と現実を往復しながら“自分の居場所を取り戻す”物語として、気持ちよく追いかけられる一作。