61~80
61. ささやくように恋を唄う『Sing a SonG』『メリトクラシー』(2024)
一目惚れから始まるガールズラブを軸に、バンド活動を通じた青春ドラマを描く漫画作品『ささやくように恋を唄う』。今回はそのアニメ版から、同時リリースとなった劇中歌アルバム2枚をご紹介します。
◆SSGIRLS(歌:笹倉かな)『Sing a SonG』(2024)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/6DNlP21hj8Us6Q7qUOkVaW?si=rszgDc59QMGOwRWeIb-vXA
主人公・木野ひまりの恋人・朝凪依(Vo./Gt.)をフロントに据えたSSGIRLSは、青春の尊さを真っ直ぐに歌う爽やかな曲調が売りです。明るいロックナンバーやアコースティック曲、バラードを取り揃えた正統派のアルバムとなっています。
◇「Humming Love」
https://www.youtube.com/watch?v=0vJI7S5olSI
劇中で最初に流れる爽快感抜群のナンバーです。情感の込められた歌声に「金糸雀」ではリードヴォーカルも執る水口亜希(Ba./Vo.)のコーラスが彩りを添えます。リズムセクションのタイトさも目を見張る仕上がりです。
☆「Follow your arrows」
https://www.youtube.com/watch?v=T2J1Fr_KPSA
印象的なギターで幕を開けるOP曲は、こちらも清涼感
他には、アニメではひまりが歌っていたED曲「ギフティ」の依ヴォーカルVer.も収録。また、作中で重要な役割を果たす「Sunny Spot」「金糸雀」は原作ファンも必聴です。
◆ローレライ(歌:水上スイ)『メリトクラシー』(2024)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/2Ejf2km1owc4OWdD7kQe84?si=lf3VLlUCRb-M9f7sYb2I0g
リーダーの泉志帆(Vo./Gt.)を中心に、メンバー三人の背負う複雑な感情が入り乱れた、荒々しくも味わい深いアルバムです。ヘヴィでアグレッシヴなサウンドの中に垣間見える、悲哀や焦燥が心を激しく揺さぶります。
☆「メリトクラシー」
https://www.youtube.com/watch?v=k3ZdsgF7VmQ
実力主義の自負とライバルたちへの対抗心を
◇「Wolfish」
https://www.youtube.com/watch?v=dnPsk_3im28
イントロからリフ、そして間奏までスラッピングで暴れ回るベースのインパクトが強烈な一曲。尻上がりに凶暴さを増すドラムも疾走感に拍車をかけます。荒れ狂うギターと熱の
過激さを前面に押し出した上記2曲以外にも幅のある作風は、歌い手の多面的で一筋縄ではいかない心中を表現しているかのよう。そんな志帆バージョンの「金糸雀」収録は、彼女が在籍時のSSGIRLSに思いを馳せられる良采配です。
なお、筆者の別エッセイ『好きなことだけ語りたい!』では、下記のアニメ感想の他に、原作漫画についても語っています。
★101. 『ささやくように恋を唄う』8話まで観ました【アニメ感想】
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330658975712480/episodes/16818093078554213102
★109. 『ささやくように恋を唄う』9話・10話&ボイスコミックを観ました【アニメ感想】
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330658975712480/episodes/16818093080259255399
当エッセイと併せてよろしくお願いいたします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます