18. THE FLOWER KINGS『Stardust We Are』(1997)ほか

今回はプログレのターンです。スウェーデン出身、1970年代にKAIPAの一員としてデビュー以来、現在まで活躍のRoine Stolt(Gt./Vo.)率いるTHE FLOWER KINGSをご紹介します。



◆ROINE STOLT『The Flower King』(1994)


https://open.spotify.com/intl-ja/album/4I30EQjOonrHovN7rTtFKG?si=bvP11PlDSvOwHte-Gz_ONw


Roine名義のソロ作品ですが、この時点でHasse Fröberg(Vo./Gt.)を始めとした後のTHE FLOWER KINGS主要メンバーが出揃い。情緒的なメロディに彩られた上質なシンフォニック・ロック・アルバムに仕上がっています。



◇「The Flower King」


https://www.youtube.com/watch?v=B4gRMzDIQes


優しく暖かな空気感が心地よい冒頭曲にして表題曲。牧歌的な歌パートから、緊張感ある楽器パートまで充実の10分半。ちなみに歌い出しからBメロまでがRoine、サビのハスキーヴォイスがHasseの歌声です。




◆THE FLOWER KINGS『Stardust We Are』(1997)


https://open.spotify.com/intl-ja/album/2McgVHjG3SrSLBeUJS4gf2?si=M9fmeOksQ2yOtPLIwWlAQQ


バンドとしては3rdアルバムに当たる代表作です。2枚組、全21曲、2時間超の圧倒的ボリュームで綴られる一大叙事詩には、ソングライターとしてのRoineの才能が余す所なく詰め込まれています。



◇「Stardust We Are」


https://www.youtube.com/watch?v=iZ2-MCg_9Hw


最後に控える25分の大曲。過去作のモチーフすら姿を見せる劇的な構成は、さながら壮大な旅路の回想録です。単独でも圧巻の出来ですが、アルバム全編を通して聴くことで極上のカタルシスが味わえます。



Roine Stoltは他にも、以前紹介した元SPOCK'S BEARDのNeal Morseらと組んだTRANSATLANTICや、YESのJon AndersonとのユニットANDERSON/STOLTなど、多数のプロジェクトで現在も精力的に活動しています。



また、ヴォーカルのHasse Fröbergも自身のバンドHASSE FRÖBERG MUSICAL COMPANION他でコンスタントに作品を発表し続けています。こちらも歌心と技巧をハイレベルで両立させた絶品の王道シンフォです。



◆HASSE FRÖBERG MUSICAL COMPANION『HFMC』(2015)

https://open.spotify.com/intl-ja/album/0VTvdqd6VDauWlW1F8XpH4?si=ZVzA7hZwQUKA9lZXeUZEiQ


★「Pages」

https://www.youtube.com/watch?v=1HLOUXtCBB4

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る