128. 『ささやくように恋を唄う』11話・12話を観ました【アニメ感想】

 以前の感想はこちらです。


★101. 『ささやくように恋を唄う』8話まで観ました

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16818093078554213102


★109. 『ささやくように恋を唄う』9話・10話&ボイスコミックを観ました

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16818093080259255399



 また、別枠の音楽エッセイにて、劇中歌アルバムを紹介しています。


★61. ささやくように恋を唄う『Sing a SonG』『メリトクラシー』(2024)

https://kakuyomu.jp/works/16818093073321060108/episodes/16818093081305289607



◆アニメ『ささやくように恋を唄う』11話・12話


 一時は放送が危ぶまれた最終節でしたが、信じて待ち続けて半年、無事約束が果たされました。



◇第11話みどころ(原作8巻37~40話部分)


 開幕ひまり&未希みきちゃんの親友コンビ。作中では夏休み明けの「久しぶり」が視聴者には別の意味で沁みました。料理研究部の先輩方あったけぇ……。


 よりひま学祭めぐり、ダイジェストながら描かれていたのには感謝。旗袍チーパオ亜希あき姉を激写する未希ちゃん……重度のシスコンぶりは、これまた原作序章へのさり気ない前フリだったり。


 校舎裏の亜希志帆しほは不幸なすれ違い。「もう一度友だちに」が地雷ワードだなんて分かるかー!(怒)地獄みたいな空気の中で志帆「好きだった」……こんな悲しい告白あります?(泣)


 直後、機材を運ぶひまりと百々花ももか先輩「重くてごめんねー」はメタ発言?(ちなアニオリシーン)

 エンディング曲は未練と決別しようとする志帆の心情とリンクした「イタラズ」でした。さよなら、あたしの初恋(フラグ)。



◇第12話みどころ(原作9巻終わりまで)


 悲痛な告白から一夜明けて、土気色の亜希(笑)いや笑えんけど。親友のために一肌脱ぐ依先輩はヒーローの風格。急遽志帆のための曲を引っ提げて、SSGIRLS出陣の時です。


 しかし出番直前、志帆は行方知れずに。志帆の未練を見透かし、見事ステージ前へ引きずって来るひまりちゃん。その圧倒的主人公パワーを称える「Time Flies」に視聴者もテンション爆上がりです。


 「金糸雀~カナリヤ~」は亜希から志帆へのメッセージ。二人のこれまでを振り返りながら、変わっていく関係と想いを伝えます。呪縛から解き放たれた志帆が、亡きライバルに背中を押されて歩み出す姿には感涙を禁じえません。


 祭りの後。百合ップル繚乱の中に亜希志帆見っけ。「友だちに戻れない」の意味、教えてやんよ! とばかりの頬キス。志帆初デレの破壊力ッ!! 声色もしっかりとろけてるのがたまらない……!


 そしてエンディング。「オレンジに染まった大空」をバックに依ひまキスは9巻特装版小冊子の構図で。本作に相応しい最高の締め括りでした。

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