55. 桜庭統『ヴァルキリープロファイル』(1999)/『スターオーシャン3』(2003)/『スターオーシャン4』(2009)
ゲームミュージックのフィールドを中心に長年活躍を続ける桜庭統氏。自身がプログレ畑のミュージシャンということもあり、作り込まれた楽曲には定評があります。
キーボード奏者としての腕前を活かしたシンフォニックなアレンジは、一聴して桜庭作品だと分かるほどに個性的です。
今回はそんな桜庭氏の担当した数多くのサウンドトラック・アルバムの中から、代表的な曲をいくつかピックアップしてみました。
◆『ヴァルキリープロファイル オリジナルサウンドトラック』(2000/2006)
2006年発売はリマスター盤。現在デジタルでは未配信。北欧神話がモデルのRPGというと、同じく氏が音楽を手掛けた『テイルズ オブ ファンタジア』を思い出しますが、こちらは神々の世界に主体が置かれているイメージです。
◇「未確認神闘シンドローム」
https://www.youtube.com/watch?v=EbD-9wC45vc
上記音源はアプリ版でのアレンジ・バージョン。桜庭氏の楽曲といえばテンションの高まる戦闘BGMが人気ですが、その代表格の一つです。独特な曲タイトルとともに、桜庭
◆『STAR OCEAN 3 Till the End of Time Original Soundtrack vol.2』(2003)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/6Y3d7s1rRtugZLKwBkC3qO?si=pUAThXWMQO6Ej7INy7uulg
スペースオペラとファンタジーを融合した人気シリーズの3作目。多数の収録曲が2枚に分けられたサントラ盤のうちの一枚です。
◇「Cutting Edge of Notion」
https://www.youtube.com/watch?v=cAAqqGjymCM
シリーズ3作目の通常バトルBGM。熱の籠もったオルガンサウンドが開幕から耳を惹き付けます。いかにもプログレなフレーズ運びも好き者には
◆『STAR OCEAN 4 - THE LAST HOPE - Original Soundtrack』(2009)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/1TdTlcWtxZlR7XIfSxF6UG?si=LNEdy9xLRGOG3pIwZRjQNw
前作を超える3枚組には71曲が収録。ハード性能の向上とともに表現力も上限を突破。注目曲も数多く、選出が悩ましいところです。
◇「Blood on the Keys」
https://www.youtube.com/watch?v=REEKgzXxeyU
こちらも通常バトルBGM。演奏・メロディライン・曲構成ともに前作より研ぎ澄まされ、前面に出たギターサウンドによってロック色が強まっています。後半からの鍵盤の暴れっぷりもまた一つ突き抜けた熱い仕上がりです。
◇「The Eleventh Hour」
https://www.youtube.com/watch?v=_PToOxj9GQs
ボス戦BGM。トライバルなリズムトラックと、重厚なオーケストレーションの組み合わせが緊張感を
◇「Shotgun Formation」
https://www.youtube.com/watch?v=J6PiltfUoFU
ダンジョンBGM。フュージョン/プログレ間を
桜庭氏は他にも、筆者の思い入れ深い『シャイニング・フォースIII』『テイルズ オブ』シリーズなどの音楽も手掛けています。これらについても機会があれば、いずれ取り上げたいと考えています。
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