【音楽エッセイ2nd】コンナ音楽堂

真野魚尾

1~10

1. THE BEATLES『Rubber Soul』(1965)

はじめまして、もしくはお久しぶりです。真野魚尾(まの・うおお)と申します。


『コンナ音楽堂』と題しました当エッセイでは、筆者の好きな音楽をとりとめもなく紹介していきたいと思っています。


早速ですが初回にふさわしく、筆者が人生で初めて自分で買ったこのアルバムから語ってまいります。




◆THE BEATLES『Rubber Soul』(1965)


https://open.spotify.com/intl-ja/album/50o7kf2wLwVmOTVYJOTplm?si=9QqDbj4ERlW16CJapvmx3g


すでに語り尽くされている名盤ですので、詳しい説明などは省略。私的な感想のみにとどめます。今後の回も基本的にこのスタイルを貫きます。



◇「Drive My Car」


https://www.youtube.com/watch?v=kfSQkZuIx84


幕開けとなる1曲目。「ドライブ」感のあるギター&ベースのユニゾンリフが助手席へといざないます。合いの手で入るモータウン風のピアノや、カウベルのリズムもノリノリです。


余談ですが、カウベルといえばMR.BIGのPat Torpey(Dr.)のドラムセットにもあったのを思い出します。生前のライヴではドラムソロで「Yesterday」や「The Long And Winding Road」を歌うのが定番の時期もありました。



◇「Nowhere Man」


https://www.youtube.com/watch?v=8scSwaKbE64


ヴォーカルパートにおけるPaul McCartneyのハモりのセンスって、最高すぎると思うんです。John Lennon主導のこの曲でも、Paulのヴォーカルハーモニーは全編に渡って異彩を放っています。


Paulは自身の弾くベースラインからして対位法的なんですよね。歌メロに対してのカウンターメロディ。筆者もプレイスタイルや曲作りの面で大いに触発されました。



◇「In My Life」


https://www.youtube.com/watch?v=YBcdt6DsLQA


たまたま目にした、とあるパソコン雑誌に載っていた運命の一曲。筆者のビートルズとの出会い、ひいては音楽人生そのものの幕開けでした。詳細は以下のエッセイを参照のこと。


★51. 追憶のMSX(1)出会い、それはビートルズ【回顧録】

https://kakuyomu.jp/works/16817330658975712480/episodes/16817330666692582734


この曲が好きすぎた筆者は何を血迷ったか、中学校の音楽発表会で友達を誘いピアノ連弾に挑みます。二人ともピアノは弾けません。当然アレンジの何たるかなど知るわけもなく、見事玉砕。人生にイン・マイ・ライフ黒歴史を刻み込みました。



その他、あまり語られることのないこれらの楽曲もお気に入りです。


「Wait」サビ前のドラムフィルが何故か好き。オルガンっぽいギターの響きもプログレちっくで惹かれます。


「I'm Looking Through You」軽快なフォークサウンドに載せられた切ない歌詞が胸を締め付けます。


「If I Needed Someone」綺麗なハモりがアルバムでも際立った清涼感を演出しています。George Harrisonの曲はどれも大好きです。




以上、第1回は誰もが知る名バンドTHE BEATLESのアルバムからお送りさせていただきました。


なお、筆者が普段主に聴いているヘヴィメタルとプログレッシヴ・ロックについては、過去作『マッケンジー音楽室』で濃密に語っております。


◆マッケンジー音楽室【メタル&プログレ】

https://kakuyomu.jp/works/16817330650571948914


勿論、メタルやプログレは当エッセイ『コンナ音楽堂』でも取り上げていく予定です。今後ともよろしくお願いします。

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