13. SHOGUN『Rotation』(1979)

真野魚尾 (まの・うおお)です。当エッセイも早13回目となります。ふと見出しを振り返ってみて、1970~80年代の音楽がまだ取り上げられていないことに気が付きました。


理由に察しはつきます。というのも、前作エッセイ(※下記)でその付近の音楽を相当数、すでに扱ってしまっているのです。


※『マッケンジー音楽室』真野魚尾

https://kakuyomu.jp/works/16817330650571948914


ただ、前作で紹介されているのは殆どがメタルかプログレです。そういったわけで、今回に関しては違ったジャンルからお届けしようかと考えた次第です。



◆SHOGUN『Rotation』(1979)


https://open.spotify.com/intl-ja/album/4BPIBs9BOZrXSqELQhUAXJ?si=ocCBQF8QSaSr8pRmgjwrcA


正しい表記は「SHŌGUN」。日本のバンドです。元々はドラマの劇伴を担当するスタジオミュージシャンたちの集まりだったのだとか。


芳野藤丸 (Vo./Gt.)、Casey Rankin(Gt./Vo.)らメンバーの演奏力は確かで、非常にハイセンスでもあります。おしゃれな英語歌詞や、ファンキーなリズム&ホーンセクションも特徴です。


そんな彼らの代表作でもある2ndアルバムから、これまた代表曲2つをご紹介します。



★「Bad City」


https://www.youtube.com/watch?v=aIaE0-qqKLA


松田優作主演のTVドラマ『探偵物語』の主題歌です。ドラマを知らなくとも、曲は耳にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。ハイレベルな演奏、噛み合ったアレンジ共に全くいろせていません。



★「Lonely Man」


https://www.youtube.com/watch?v=hdpUn5iwQlo


こちらは同ドラマのエンディング曲。動画の予告映像から込み上げる懐かしさたるや。真野も幼い頃に再放送で観たのをぼんやりと記憶しています。ドラマにしろ音楽にしろ、後進に与えた影響は計り知れないはずです。



本アルバムをお気に入りなら、1st『SHŌGUN』と3rd『You're The One』も合わせておすすめします。AORともシティポップともひと味違う、洒脱しゃだつで洗練されたサウンドはどれも一聴の価値ありです。

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