108. 2025年の注目作(4)【プログレ】NUOVA ERA/ACCIDENTALLY ON PURPOSE/KARMAKANIC
プログレも新譜が続々リリース。只今感想を書く手が追いつかず、まとめてご紹介させていただきますが、いずれも個人的アルバム・オブ・ザ・イヤー級の傑作です。
◆NUOVA ERA『20.000 Leghe Sotto i Mari』(2025)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/4bFrlHNOHRofnRFzmfOsO2?si=K65Ik18BR5-4OaZS0c0pPw
イタリア産シンフォ、6th。1980年代から断続的に活動しているベテランらしく、演奏からアレンジまで非常に手堅い作り。タイトルからも判るように、ジュール・ヴェルヌ『海底二万マイル』を下敷きとしたコンセプト作品です。
◇「20.000 Leghe Sotto i Mari」
https://www.youtube.com/watch?v=Eb8zCWs_dkE
8パートで構成される36分間はクラシカルなイタリアン・プログレのまさにいいとこ取り。頭から終わりまで思う存分満足感に浸れること必至です。ボーナストラックの「Nautilus」も16分の長尺という思い切りの良さに惚れ惚れします。
◆ACCIDENTALLY ON PURPOSE『Mars』(2025)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/5UKA1jouz3WM24LJJNJ3EY?si=tg9YJmvRRU6BypgMVtY9eA
米国産1stフル。前作EPでは模索中だった方向性が絞られ、格段の成長を遂げた印象です。伝統的な英国シンフォやフォークを咀嚼した素直なサウンドは格調高く、時にTHE BEATLESの香りすら漂っています。
◇「Rocket Summer」
https://www.youtube.com/watch?v=TzXBm4k3QGo
BARCLAY JAMES HARVESTとWISHBONE ASHの叙情性を濃縮したような寂寥感から、中盤でのKING CRIMSON的ヘヴィ路線へ転換と、片時も飽きさせない11分。ギターハーモニーにメロトロン、ずっしりと響くベースも気持ちがいいです。
◆KARMAKANIC『Transmutation』(2025)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/62HQpPodityi2ko9COzkJg?si=biW4a2oYS6ypxjUafXPX5g
巨匠Jonas Reingold(Ba.)率いるスウェディッシュ・シンフォ、9年ぶりとなる6thフル。今作はYES/GENESIS系統の基本に立ち返りつつ、古巣のTHE FLOWER KINGS(以下TFK)に通ずる優しい感触でコーティングした隙のない仕上がりです。
☆「Cosmic Love」
https://www.youtube.com/watch?v=_Az35yv7pFM
YESとRUSHを混ぜて若干ダーク寄りにしたドライブ感あるナンバー。5分弱は本作中2番目の短さながら、リードトラックに相応しい格好良さ。他に10分半の「End Of The Road」と23分の表題曲がTFK色濃い目でおすすめです。
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