90. JOHN LENNON『Shaved Fish』(1975)
説明不要なTHE BEATLESのJohn Lennonソロ作を取り上げます。
中学時代にビートルズのアルバムを全部買い揃えた筆者ですが、メンバーのソロ作にまでは手が回らず、それぞれベスト盤を購入するにとどまっていました。
ジョン・レノンは3枚ほど。うち1枚は映画『イマジン』のサウンドトラック盤でした。
冒頭には後にTHE BEATLESとしてリリースされた「Real Love」のデモ音源が収録されていました。個人的には今でも「Real Love」といえば、こちらのバージョンのイメージが強いです。
それはともかくとして、今回はこちらのアルバムをご紹介します。
◆JOHN LENNON『Shaved Fish』(1975)
主夫として育児期間に入る前に発表した自選コンピレーション盤です。タイトルは「削り節」に由来。出汁=エッセンスといったところでしょうか。ソロデビュー当初からの代表曲をあらかた網羅しています。
☆「Imagine」
https://www.youtube.com/watch?v=YkgkThdzX-8
ジョン・レノンの代名詞とも言える不朽の名曲。どんな偉業も変革も、まずは想像することから始まるから。夢見る力を決して
☆「Whatever Gets You Thru The Night」
https://www.youtube.com/watch?v=vjWebKavfuI
ファンキーなロックンロール・ナンバー。Elton John(Pf./Cho.)が出すぎず引っ込みすぎずの絶妙な働きを見せています。ベースラインは勿論、要所で差し挟まるテナーサックスのソロも渋格好いいです。
☆「Mind Games」
https://www.youtube.com/watch?v=TypGp7hlmuY
こちらも想像力の大切さを歌った代表曲の一つ。全てのパートが見事に調和した完成度は圧倒的です。さり気なく聴こえるメロトロンの音色や、情熱的なドラムのフィルインにも魅せられます。
☆「Happy Xmas (War Is Over)」
https://www.youtube.com/watch?v=yN4Uu0OlmTg
クリスマスシーズンの定番曲。綺麗事なのは先刻承知です。いくらでも言い続けましょう。いつまでも歌い継ぎましょう。今も世界を覆う果てしない暗闇の中、目指すべき小さな光を見失ってしまわぬように。
【おまけ】
☆「Jealous Guy」
https://www.youtube.com/watch?v=wADRRYNHhOA
『Shaved Fish』には収録されていませんが、この曲を外すわけにはいきません。私が初視聴したのは、前述の『イマジン』サントラにおいてでした。
ままならない恋心を悔いる気持ちは時代を越えた共感を誘います。ジョンの歌い方もどことなく甘え上手な愛嬌がありますよね。ピアノとストリングスに彩られた切なくも美しいアレンジが印象的です。
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