105. LOCANDA DELLE FATE『Forse Le Lucciole Non Si Amano Più』(1977)
プログレッシヴ・ロック発祥の地でもある本場・英国に次ぐプログレの名産地といえば、イタリアです。
本エッセイ第45回のIL BALLETTO DI BRONZOを始め、筆者お気に入りのイタリアン・バンドは数多く、枚挙に暇がありません。
ただ、あえてもう一組だけ、という条件付きで挙げるとすれば、このLOCANDA DELLE FATEを置いてほかにないと断言します。
個人的ベスト・プログレでも五指に数えられる、お気に入り中のお気に入りバンドでありアルバムです。
彼らの楽曲は、前身エッセイ『マッケンジー音楽室』でも二度ほど取り上げているのですが、今回改めてご紹介させていただきます。
◆LOCANDA DELLE FATE『Forse Le Lucciole Non Si Amano Più』(1977)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/5W1kloCKd5nnjT3McyOTZx?si=FC-tiDkiRlmc28cfVCjoVA
プログレシーンも斜陽の1970年代後半にあって、己の身を焼き尽くさんばかりの強烈な輝きを放つ、叙情派シンフォニックロックの名盤です。バンドはこれ一作を以て活動を終えますが、90年代に復活。断続的に活動を続けているようです。
以下、動画は2010年のライヴ映像からお届けします。
☆「A Volte Un Istante Di Quiete」
https://www.youtube.com/watch?v=4XkRj9F2cqA
アルバム冒頭を飾るインスト曲は、SEBASTIAN HARDIEにも通じる甘さと切なさが入り混じった、情感たっぷりな逸品。全編を通して染み渡るピアノの音色、ボリューム奏法を駆使した繊細なギターも心を揺さぶります。
☆「Forse Le Lucciole Non Si Amano Più」
https://www.youtube.com/watch?v=4LYphD9-O80
続く表題曲でお披露目となる、これぞイタリアンな情熱的歌唱。メロディの美しさだけで思わず涙腺が緩むほどです。一方で、複雑に絡み合う各パートの演奏や変化に富んだ展開には、プログレの旨味が十二分に発揮されてもいます。
【おまけ】
◆『The Missing Fireflies』(2012)
https://open.spotify.com/intl-ja/album/06o83PLR8iNqA0unIuOImZ?si=5jSZ6GajRZqjQ9Qp9YCKFA
長い年月を超えてのリリースとなった、未発表曲&ライヴ集。音楽を愛し音楽に愛された、本物のミュージシャンたちからの贈り物に、深い感謝を。
☆「La Giostra」
https://www.youtube.com/watch?v=3k3uyP_lRXM
メロディセンス・アレンジ力ともに往時をも凌駕する隠れた名曲。この曲を含め、ライヴではドラムを中心にバンド全員のタイム感がバッチリ噛み合っていて、それだけで感動的ですらあります。
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