真賀田デニム

読まれるという事実だけでも嬉しい（ひと昔前では応募して下読みの段階でようやく読まれた）ですが、どうせだったら〝自分の書いた作品で収入を得たい〟というのは、物書きであれば誰でも目指す…続きを読む

ループ物は多々読んできましたが、その大半が狭い世界で閉じる、或いはセカイ系であり、この作品のように人類のほぼ全てがループするという設定はお目にかかったことはありませんでした。ありそ…続きを読む

世界には名だたる占い師が数多いますが、誰か一人でも現在の人類の窮状を予言できた人がいたのでしょうか。いるのなら、その方は九年周期から導き出したのかもしれません。東日本大震災と原発事…続きを読む

ボトムアップ型人工知能かと思えるくらいの、自然でボキャブラリーに富んだ音声アシスタントが未来を感じさせる一作。知識を蓄えた機械が人類を破滅に追いやる映画は多々あるが、持ち主に求愛す…続きを読む

おそらくこういった手法のミステリーは多々あるのだと思うのだけど、特に何も考えずに読んだのが良かったのか、誇張でもなく驚かされた。そしてそれ以上ことは何も言えないもどかしさ。うーん、…続きを読む

長茎術の中では最も信頼のおける方法。――かもしれない。

語彙に富んだ知性溢れる文章で綴られる、「僕」と「お姉さん」の同棲ラブコメディ。 いわゆるドタバタラブコメである「動」と、その逆の「静」のラブコメがあるとすれば、本作は間違いなく「…続きを読む

ホラーと言えば、目を背けたくなる描写だったり、救われないラストだったりと、基本的に陰鬱になるものがほとんどかと思います。この小説を読む前も、「タイトルが幸せな家族だけど、言葉通りと…続きを読む

昨今、隆盛を極めつつある「恋愛×タイムリープ＝感動系」ものです。それだけで食指を引かれるものがありますが、本作には大がかりな仕掛けがありまして、その「あっと驚く仕掛け」が、本作をそ…続きを読む

作者様は誰もが認めるプロであり、私は趣味の域を出ていないアマチュア。小説を書くという行為に対しての情熱は私如きとは比ぶべくもないでしょう。そんな作者様に起きた、どうしようもなく無慈…続きを読む

「ライトノベルってなんぞや？」という初心者から「ライトノベルなら大好きだ」という強者までが楽しめる、作者様によるライトノベルの読者記録です。 これ、作者様が変にラノベに詳しいと、…続きを読む

異世界転生物は星の数ほどあれど、八十歳超えのおばあちゃんを主人公に据える物語は、私の知る限り佐月先生の作品でしかお目にかかったことがない。 萌え、ハーレム、ラッキースケベなど、や…続きを読む

これから異世界ファンタジーを書こうと思っている方には、参考資料としての価値が非常に高いと思います。どの項目もなるほどと頷けるものであり、「これじゃ仲悪いに決まってるよね」と納得する…続きを読む

個人的に、【カクヨムのＲ１５はどこまで性表現、及び描写が許されるのだろうか】とずっと思い悩んでいました。 ガイドラインに ■表現・描写などにより著しく性欲を刺激するもの …続きを読む

主人公はいわゆるステレオタイプのオタク。つまりアキバ系であり、一般人が思い描く「根暗でキモい感じ」のオタクだと思ってくれればと。 そんな主人公♂（２２）の元に可愛い中学生♀（１４…続きを読む

此度は、拙作の長編大作「風来の三太夫７～笹仁田峠旅情編～」を栄誉ある大賞に選出して頂き誠に有り難うございます。 孫達には、「れぇべるからぁからかけ離れた、しかも続編で受賞なんて無…続きを読む

確かに心配性かもしれませんが、同時に作者様の優しいお人柄がにじみ出ていますね。
ほかの作者様や読者様を軽視するよりかは、断然いいのではないかなぁと思ったり。

小説の概要を読む限り、大人気漫画「進撃の巨人」を彷彿とさせます。それは偏に「壁」の存在、そして「エイチェスと呼ばれる害獣」＝巨人という脳内変換があるからかもしれません。 事実、「…続きを読む

おそらく作者様の代表作である『Strawberry＆Cigarette』シリーズの、スピンオフ的ショートコント集となっております。 本編のほうでは、吉野と岡崎の心理描写が、読者を…続きを読む

【作者様が過去に発表した「おかんと俺とカクタウロスの葉包み焼き」の続編となっておりますが、作者様も仰っているように、この作品だけでも十分すぎるほどに楽しめます】 類型的な異世界テ…続きを読む

続編希望っ！　

……え？　「日帰りファンタジー短編コンテスト」で書くってっ！？

読むしかッ！！

心底震えた。隣の部屋で家族が団らんしていたから良かったものの、とてもじゃないが夜に一人では読めない。 やはりお葬式というのは、何かしらの「霊障」が起きる場であるのかもしれませんね…続きを読む

読み終わって思ったのは、「一言紹介」に書いたどちらかが理由ではないのかということでした。 親友ゆえに祖父が✖✖さんを彼の世へと喚んだ。 あるいは、親友ゆえに✖✖さんが祖父の元へ行…続きを読む

語り口がいかにも体験談といった感じで好印象。 やけに作り物めいた「体験談らしき物」が散見される中、それだけでポイント高いです。 そして内容ですが……出ましたっ、夜の博物館っ！！　…続きを読む

舞台となる埼玉県、越谷市――。 そこは私の住まいからも比較的近く、「イオンレイクタウン」を目当てに、年に数回は家族で訪れる街でもあります。 そういった「知っている土地」でのホラー体…続きを読む

皆さんは、「ファイナルデスティネーション」という映画を御存じでしょうか？ ２０００年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画なのですが、大まかな内容としては、「死神に魅入られ…続きを読む

ラノベ作家になりたい、４０代の作者様によるエッセイ。 そうあるべきだと押し付けることもなく、淡々と、それでいてとても共感できる内容がライトな文体で綴られています。 ライトノベル作…続きを読む

普通、心霊スポットって怖がりたくて行くものじゃないですか。でもこの作者様の場合は違うのです。 ひょんなことから一緒に住むこととなった叔母の霊魂。その叔母の霊魂を認識し続けるために、…続きを読む

恐がりですが、なぜか怖いものが大好きな私です。 そんなことはいいとして、何か短時間で読めるホラーはないかとランキングをチェックしたときに見つけた本作。 身近、しかも本当にあった怖…続きを読む

一言紹介にもあるように、この小説はその全てが亡き妻への恋文と捉えることができます。 おじいちゃんになった今でも、尚、妻に変わらぬ愛情を抱き続けている主人公がとても素敵です。 　 …続きを読む

照れろ、作者（笑↑↑ キャラミスということもあり、まず主人公がぶっ飛んでいますね。 ズボラで地味で不潔と言えば、「ケイゾク」の柴田純を思い浮かべますが、そんな感じでしょうか。全く…続きを読む

両親の離婚、そして学校でのいじめの日々――。そんな苦悩の人生を送る少年ハルトは、幼い頃好きだった水族館に８年ぶりに訪れるが……。 『竜宮城の乙姫の正体は、きっと人魚なのだと思う』…続きを読む

時刻は１８時５１分。ちなみに晩飯は食べていないので腹がギュルオオオッと鳴っている。 つまりこの小説を読んでいい資格を得ていない状態だったのだが、つい読んでしまった。 やばい、食欲…続きを読む

主人公の三神は片思い中の女性、小長谷芙海と話をしたいがために、早起きをして彼女との通勤時間を合わせていた。でもその彼女には付き合っている男性がいて……。 結論から言って、最高の恋…続きを読む

やけにテンションが高い小説紹介文を読み、「大丈夫かな、これ？」と一抹の不安を抱きながら本編へ――。 今流行り？の歳の離れた男女の同棲もので、興味津々。この手の小説は、大概、その人…続きを読む

主人公の美久梨は欲しかったミラーレス一眼レフカメラを、父親に買ってもらう。その瞬間、彼女の何気ない一日が特別な日に変わるのだった。 カメラに名前を付ける――いいですね。美久梨のカ…続きを読む

おそらくＳＦ好きならば、誰もが最初のプロローグを読んでこの作品に惹きつけられてしまうと思います。それほどまで、濃密なＳＦ描写なのですから。 無論、第一話からもそのクオリティを下げ…続きを読む

あらすじを読んで、「一体、美味しい話＆恋の話になんの関係があるのだろうか……」と気になってクリック。さて重大発表とは一体――。 「宇宙屋」という番組？人物？が発表した、「地球外生…続きを読む

精神保健福祉士――。 恥ずかしながら初めて聞く資格であり、当然のことながらその仕事内容もわかりませんでした。だからこそ興味を持って読み進めたのですが……。 　第一章は「統合失調症…続きを読む

まず興味を惹かれるのが、主人公の職業である「一級国家調香師」である。 「調香師」自体は、“食品や香粧品の香料を調合する職業”として現実に存在するが、ファンタジーの世界となると、私は…続きを読む

部活の先輩に恋心を抱く主人公の夢草華図樹。彼は意を決して先輩に告白するのだが、振られてしまう。そんな失意のどん底に落ちた状態で第一章が始まるのですが……。 いきなり生唾ごっくんの…続きを読む

あらすじから、マンガの「ルーキーズ」や「ジャイアントキリング」を思わせるものがあり、それらが好きな私としては、とても興味がある小説ということでクリック。 主人公の三谷太郎。彼は廃…続きを読む

芸能人である琥珀ユウの感謝祭に参加するために、箱根を訪れた花野ふみ達四人。当然そこはミステリーの舞台となって、のちに悲劇が起こることとなるのだが……。 相変わらず丁寧な心理・行動…続きを読む

刑務所に閉じ込められている男、織田輝男の長い前置きで始まる本作。 自分の発明のせいで五千人の命が奪われたのだと苦悩する織田輝男を始め、アトランティスの首都で生まれたＥ・スケイプと…続きを読む

まずは、これを書籍化した角川スニーカー様の暴挙――あ、いや、英断に拍手を送りたい。 だって、終始イックーさんがイキまくるだけの物語ですよ。 おそらく書籍化の打診があったとき、作者様…続きを読む

あらすじにもあるように、介護にかかわる四人の若者が紡ぐオムニバスストーリー。 一人一人が介護に対してどのように向き合っているかが、丁寧に描写されていて、思わず前のめりになってしま…続きを読む

ほかの方が書いていましたが、童話的な要素も加味された現代ファンタジーとなっています。 注目すべきは、やはり主人公が「サル」であるということでしょう。 さて、そのサルの主人公ウキ…続きを読む

物語は、美術部に脅迫状が送られてくるところから始まる。 淡々と話すムクちゃんがいい味だしてますね。大人しくともヒロインのオーラが出ています。あまり見かけないタイプのヒロインかもし…続きを読む

ヒロインが発育障害というセンシティブな設定なので、ちょっと構えて読み始めたのですが、どうやらその必要はなかったようです。 このヒロインのミキがとにかく個性的で、つかみどころがない…続きを読む