概要
その手の紋章が、運命の扉を開く
一級国家調香師になったカルナは、王宮庭園で美しい青年と出会う。青年の手に浮かび上がる紋章は、やがて王国とカルナの運命を大きく変えていくことになる。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!丁寧な文体で綴られる、ファンタジー世界の調香師物語。
まず興味を惹かれるのが、主人公の職業である「一級国家調香師」である。
「調香師」自体は、“食品や香粧品の香料を調合する職業”として現実に存在するが、ファンタジーの世界となると、私はこの小説以外に見たことがない。
さて、その「一級国家調香師」であるカルナですが、王宮庭園の中で花を探しているときに、とある青年と出会います。
この青年、どうやら王族の人間のようなのですが、現在公開中の第二話まで読む限り、その人物像は謎のヴェールに包まれています。しかしどうやら物語のキーとなることは間違いないようですね。
この青年と関わってはいけないと言われたカルナですが、おそらく関わるでしょう(笑
そし…続きを読む