月花

主人公は、理髪店を営む、生粋の江戸っ子。 気は短く、口は早い。 でも、一見乱暴な言葉だが、伝わる心意気は、とても人情味溢れている。 体の不自由な老人の散髪も全く厭わず、即決。 訪れ…続きを読む

桜の木が主人公となり、その視点で、１人の男の子の年を重ねていく様子がえがかれています。 いつの年代も、春の桜の季節であり、そこには、いくつもの出会いと別れがありました。 人の持つ感…続きを読む

何気ない夜の散歩の風景を綴っているのですが、言葉がとても優しく、心地よいです。 夜なのに、闇の暗さではなく、ほの明るいような、柔らかい感触。 夜の散歩も良いな、と思わせてくれる素…続きを読む

剣術を絡めた漫画を読んでいて、ちょうど興味を持っていたので、ものすごい真面目な気持ちで読み始めました。 タイトルにローマ字が混ざってることに、一抹の不安を覚えながら、読んでいくと……続きを読む

マイナスなことというのは、連鎖しやすい。 一つに暴力。 一つの暴力が、また新たな暴力を生む。 それは漆黒の鎖となり、人間の心を締め上げる。 それは、本来は愛情という優しい糸で繋が…続きを読む

一語一語に、戦争への、
そして、命への想いが込められており、
心の奥に突き刺さります。

世界中が、改めて戦争の悲しみを痛感している、今、読んで欲しい詩です。

まだ深く入り組むような大人の恋愛を覚える前の、初々しくて、爽やかな炭酸のようなトキメキ。 キラキラ輝く原石たちが、引かれあい、時に弾きあいながら作られる、青春の1ページ。 セン…続きを読む

物語の始まりから、主人公が闇の世界へ飲み込まれてしまうという悲劇にみまわれます。 人ではなかったものが、人として生まれ変わったり、その闇の世界の主が背負う、複雑な過去など、ゴシック…続きを読む

釣りをしていない私でも、臨場感溢れる釣りのシーンに「おお～っ❗」となります。 釣りが大好きな方も、水族館などでしか見たことがない方も。 迫力のある釣り体験、してみませんか？ 手…続きを読む

日本語のもつ美しさを再認識させてくれる作品です。 自然の移ろいに、人の心を重ねて詠みあげる歌は、現代の私達の心をも揺らします。 悠久の時の流れの中であっても、変わらない人の心に、…続きを読む

数十年前と比較して、私達の生活は、比較にならないほど楽になった。 仕事も、衣食住に連なる様々なものも、娯楽も、家の中で完結出来るようになった。 リアルと仮想の境界は、もはや不確かだ…続きを読む

短い言葉の音符の連なりが、 小さな感動となって、胸を打ちます。 最初の詩「みんな、生きていること」が一番好きです。 たくさんの未来を担う子供達にも読ませたい、そんな風に思える素敵…続きを読む

悪いことは、自分に跳ね返ってくるのですね。
死んだ後に、泣いてくれるのが真実の愛だと気づいても、もう遅いですね……。

事件ではあるけれど、動物たちの無邪気な会話に、くすりと笑ってしまいます。 無自覚な真犯人さんには、困ってしまいますよね…… しかし、森の熊さん的には、とんだとばっちりですが……💧…続きを読む

旧暦には、旧暦の意味があり、そこには古くから受け継がれてきた大切な習わしが存在しています。 一見バラバラの七夕、お盆、ハロウィンが一つの糸で繋がっていく解説が、とても面白かったで…続きを読む

……いや、優等生じゃなくても、言いたくなりますよね。
人を指導する前に、って(笑)
何気ない日常あるかもですが、面白かったです(笑)

読み終えた時に、タイトルの『遺したもの』という言葉が、改めて鮮明な余韻を残します。

若きピアニストが遺したものとは。

才能という名の形なき遺産でした。

数々の事件簿を一部、抜粋します ★ドローン飛来事件 ★ドライヤー体乾燥事件 ★ゆず風呂、ゆず持ち出し事件 ★ゴミ箱がカオス事件 ★放置家族(少女ではありません) 次から次へと事…続きを読む

慎一と真智子は、一緒に暮らしながら、同じ音楽という道を共にする恋人同士。 二人を取り巻く、優しく誠実な人達の織り成す人間模様が、ほんのり温かいです。 まだ読み途中ですが、慎一と真…続きを読む

何かを極めた一流の人というのは、何があっても、ぶれない芯を持っている。 彼の茶道の境地には、武力も、人同士の争い事も、そして、死さえも、たてた茶の中に、溶けて消えていくよう。 胸…続きを読む

異種同士の惹かれあう描写をほんのりとした切さなさを添えながら、爽やかにえがいた作品です。 異種同士を題材にしたものは、今までも多くありますが、お互いの生の長さや、理が違うための深く…続きを読む

小学生だった時の想い出に残るインパクトの強いお婆ちゃん。 元お嬢様と言うのは意外でしたが、案外その後の接客商売の方が性分に合っており、生き甲斐だったかもしれません。 飾らない人柄と…続きを読む

雑踏の中、走馬灯のように過ぎ去っていく過去の思い出たち。 その中で、ふと聞こえる『僕だよ』という懐かしい声。 声の主は、昔、お店に一人で惣菜を買いに来ていた男の子の成長した姿だった…続きを読む

こちらは、ある１社のワクチンを取り上げて書かれていますが、ただその会社のものが最良だと訴えているわけではなく、個人として、なぜ選んだかの理由や、実際の接種情報が書かれており、非常に…続きを読む

白い犬に誘われるように、リュカが迷い来んだのは、不思議な食堂。それは樹木の中にあります。 その食堂は意思を持ち、その中にいる物たちの思考すら読み取ります。 摩訶不思議な食堂の物語は…続きを読む

作者様の今までのイメージは、硬質で崇高なファンタジー作家様という風に感じていたのですが、それを良い意味で覆す作品です。 少し年の離れた、そしてお互い、様々な人生経験を重ねたであろう…続きを読む

主人が、コロコロ入れ替わってきた傘。 誰からも、本当に必要とされていないような、そんな寂しさを抱いてきた。 でも、たった一人の持ち主に、大切にされることで幸せを感じるように。 まる…続きを読む

夫婦の夜の会話の一コマ。コミカルさと、時折差し込まれた涼やかな描写が、バランス良く、温かな結末が、爽やかな読後感を残します。 夜という名の水槽の中で、心地よいストーリーに身を委ねて…続きを読む

タイトルで、おおよそ内容が分かっていたにも関わらず、30分しか時間がない彼女の焦燥が、目の前で見ているかのように感じられ、引き込まれました。 死を目前にしている彼よりも、彼女の強制…続きを読む

武蔵野の自然の構造を改めて知ることが出来ました。 武蔵野に限らず、森と水は、世界を守ってくれているという壮大な自然の摂理そのものを深く思いました。 次世代の世界を知らず知らず、現代…続きを読む

可愛らしく、幸せに溢れた短編に、渇いた心が、ほっこりしました。 武蔵野に縁のある私は、｢ああ、あそこのことだな｣と頷きながらも読ませて頂きました。 幸せの始まる素敵な音が、聞こえて…続きを読む

創作の励みになっています。
お忙しい中、たくさんのデータをありがとうございます。

超短編ながら、ストーリーは過不足なく自然で、ラストで心地よい風が吹き抜けます。
まさに短編のお手本。
ぜひ、ご一読を(*^^*)

呪いというと、ほぼ全員が、おどろおどろしい闇のようなイメージを持つ。私も、その一人。 けれど、本作のテーマである呪いは、優しく切ない愛が元になっている。 特に最後の桜の章が好きです…続きを読む

藤宮は試合中にミスをし、落ち込んでいるところで、それまで話したこともないクラスメートに励まされ、その日から恋に落ちます。 コミカルな会話は、今時の高校生ぽくて、テンポが良く楽しかっ…続きを読む

毎回美味しそうでした。 そして、手軽に作れそうなレシピも良かったです(*^^*) 読みながら頭の中に、一つ一つ盛り付けられていく料理が浮かびました。 お洒落で美味しい作品(メニュー…続きを読む

作者が、もう忘れてしまった過去に書き残したメッセージです。 その通りと深く頷ける項目満載です。 その中でも、デキすぎは、タブーです。 大切なことなので、タイトルと合わせて二回言いま…続きを読む

失業した主人公は、両親には疎まれ、祖母のいる田舎へと行く。 都会とは違う、のどかな風景と、自分を受け入れてくれる祖母の無償の愛に、疲れた心を癒されていく。 料理そのものも美味しいの…続きを読む

春のような優しさで語られる先に明かされる悲しみ。
でも、その悲しみさえも、暖かな木漏れ日のような優しさで包み込む。
しっとりと読ませる切ない恋のお話でした。

ストーリー全体が、ふわふわと可愛らしく甘い雰囲気が素敵でした。
お菓子や飲み物が美味しそうなだけじゃなく、それが恋も表していて、とてもお洒落でした(*^^*)

日本語は実にたくさんの言い回しがある。だから、ややこしいけれど、逆に言うと、様々な言い回しを使い分けることによってニュアンスを変えることか出来る。 たまにゲーム感覚で、こういうのを…続きを読む

カツラは帽子に含まれるのかで、国会が揺れる、何とも面白いストーリー。 本当に、そんな論争が上がるかどうかはともかく、あの国会の雰囲気をとても良く表しているのが、ツボでした。 ヤジの…続きを読む

ずっと幼い姉妹の話だと思い、読んでいましたが、途中から思わぬ展開に。 ほのぼの一色な空気が一変して、複雑な思いを抱きながら読んでいきました。 どうしようもないことで、誰が悪いことで…続きを読む

ラーメンや餃子の描写が、すごく美味しそうでした！ 普段はそんなにラーメン食べたいと思うことないのに、この作品を読んでいると、ものすごく食べたくなるから不思議です(*^^*) そして…続きを読む

読んでいると、自分の子供の頃とも、周りで見かける子供達とも重なり、温かい気持ちになれました。 短い言葉の中に、子供達の様子がとても良くえがかれていて、ほんわか和みました(*^^*)…続きを読む

発想が面白いです。 公務員とか、二重人格とか、異世界ファンタジーでは、あまり見られないような要素が出てきて斬新です。 武器職人も、一見らしくない容姿と、複雑な問題を抱えてるのが面白…続きを読む

セリムは王族にあるべき紋章がなく、王家を継ぐ資格がないと言われていた。 しかし、カルナと出会い、運命が変わっていく……。 花を交えたファンタジーが華やかで、その中に見え隠れする陰謀…続きを読む

幸せなら、オールオッケー☆☆☆
ご馳走さまです(*^^*)

介護……いまや、誰もが人生の中で体験する可能性が高いもの。 自分の親や祖父母を介護するだけでも大変なのに、職業として、介護を選ぶ方々は、並大抵の覚悟では出来ないなと、この作品を読ん…続きを読む

バイト先の先輩をずっと想っていたけれど、辞めることになって。 想いを伝えようとしてるのに、相手は素っ気なくて。 舞台も、二人のキャラもやりとりも、リアルですごく自然でした。 後押し…続きを読む