概要
サトウ先生は、ぼくの大好きなご主人さま。
小学校の傘立てにずっと放置されていた、水色のビニール傘。
ひとり寂しい時を過ごしていた傘は、ふとしたきっかけである人に使われることになる。
小学校を退職したサトウ先生と、孤独だった傘くんの物語。
自身の詩&短編集『ワンシーン小説』から自主企画参加用にピックアップし、加筆した作品です。
ひとり寂しい時を過ごしていた傘は、ふとしたきっかけである人に使われることになる。
小学校を退職したサトウ先生と、孤独だった傘くんの物語。
自身の詩&短編集『ワンシーン小説』から自主企画参加用にピックアップし、加筆した作品です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰かの大切なものになれたら こんなに幸せな気持ちになれるんだね
主人公の『ビニールかさ君』は、学校の傘立てに忘れられていた流れ傘。
今まで軽んじられ乱暴に扱われ、何回も持ち主が変わって寂しい思いをしていました。
そんなある日、学校を定年退職したサトウ先生と出会い、先生の家にやってくることができました。やっと『サトウ先生の傘』になれたと喜ぶかさ君でしたが、やりがいを見失って笑顔もめっきり減ってしまったサトウ先生とは、全然お出かけの機会がありません。
かさ君はまたサトウ家の傘立てに置きっぱなしの日々。
ようやく念願かなってサトウ先生と出かけることができたかさ君でしたが、心無い男性に勝手に連れ去られてしまいました!
果たしてかさ君は無事サトウ…続きを読む