物は言いよう。

作者 糸乃 空

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★★★ Excellent!!!

※『通常』
悪口や批判に対する思いについて、個人的に共感できる部分があった。
誰にだってムキになる時はあるし、感情に任せてうるさくしてしまうこともある。それは仕方がない部分もあるかもしれない。
でも、そういうのは他人に不愉快を撒き散らすだけだ。なので、自覚のある人はいい加減にやめた方がいい。いつの日か自分が馬鹿を見るだけだ。
下らない無駄話をしている暇があったら、早く音量を下げてもらいたい。できれば黙って欲しい。
そうした鋭い負の思いを、姉弟で楽しく変換した、面白さのあるエッセイ。

※『姉弟風変換』
良くないお口の動きや称賛でない応援に対するお気持ちについて、私としても頷ける部分がありました。
どんな御方もお猿さんみたいに歯を見せることはありますし、ありのままの心で賑やかさが最大値を超えることもあります。それは仕方のある部分もないことでしょう。
ですが、そうしたものは他人に愉快でないものを散布するだけです。なので、ご自分でも理解されておられる御方は、本気でさじ加減を考えた方がいいのではないでしょうか。まだ見ぬ未来のどこかで、ご自身がお馬様とお鹿様を拝見することになりますよ。
下がらない駄目なお話をされている御方がいらっしゃれば、お早めにほんの少しボリュームを下げて頂けると助かります。可能であればお口にチャックも。
そうした丸みのないお気持ちを、お姉さまと弟さまで仲良く丸めた、ユーモアのあるエッセイです。

★★★ Excellent!!!

 ネガティブな文をポジティブに変える。
 失礼な文を丁寧な文に変える。

 ほんのちょっぴりのユーモアを添えて。

 弟さんとの、些細なやりとりを、エッセイとして切り出されていて、思わず、頬が緩みます。

「あるある〜」
 でありながら、糸乃さんの、独特の雰囲気に、ほっこりとする作品です。

 みなさん! 物は言いよう! 良いように言い換えて参りましょう!

★★★ Excellent!!!

昔、年下の上司が口癖のように言っていたMK理論という理論がありまして。
何かド偉い社会学者さん辺りが提唱したものすごい理論なのかなぁって思っていたら、ただ単にその彼がM(=見方を)K(=変えろ)とこじつけたってだけのものだったのですが、それを思い出しました。
見方を変えるだけで受ける印象が違ったり、何だか楽しくなったり、やっぱり人対人ならどこかで自分も楽しまないと、このストレス社会を生きていけないというか、やってられんというか。実際、精神的に辛いときほどこのMKには助けられたものです。
さて、MKではなく、『MI』なのでした。実は自分もよくやります。

やたらと薄味の料理→優しい味だね
逆に味付けが濃すぎる料理→ご飯が進むね
旨くもないけど不味いのかもわからない料理→個性的(便利な言葉)だね

食いモンばっかりかよ、ってね。すみません、いまはそれしか思い浮かびませんでした。

仲の良い弟さんとの会話、楽しませていただきました。
ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

思わず笑ってしまいました。(^^

でもこれ、実は似たようなことをを大真面目にやっていたりします。
「アサーション」です。
「相手も自分も大切にしながら自己を表現する」というコミュニケーションスキルなのですが、日本人はそもそも婉曲的な表現を好む傾向があるので、得意なのかもしれません。

ただ婉曲的に言っても、皮肉が入るとより威力が増してしまうので要注意ですね。(^^;
勉強になる作品でした。

★★★ Excellent!!!

 1話完結がもったいないです。もっと違う場面を用意して、その場に対応する変換を見て見たかったです。全然見苦しさはなかったです。むしろクセになりそうな短編でした。今はとげとげした言葉を、柔らかい言葉に変換する授業が増えているというニュースも見ます。イジメ対策らしいです。きっとこの作品も、何かの対策になります。たぶん。
 まだ読んでいない方は、是非ご一読ください。

★★ Very Good!!

みなさん、
「こいつ馬鹿じゃねーの」
を丁寧に言ってみてください。

作者さんが弟さんと、丁寧に文句を言うことについて話をしたそうです。それで出てきた変な丁寧語がなかなかに面白いのです。
でもこれ、実際に使ったらストレートに言うよりも、より皮肉っぽくなるでしょうね。丁寧に言ってるはずなのに。
それがまた言葉の不思議。

この作品に書かれているもの以外にも、まだあるんだそうで。
それならもう少し読みたかったなぁ、なんて。