全ての出会いは、悠久の時の中に

異種同士の惹かれあう描写をほんのりとした切さなさを添えながら、爽やかにえがいた作品です。
異種同士を題材にしたものは、今までも多くありますが、お互いの生の長さや、理が違うための深く苦しい葛藤がえがかれることが多いです。

その中で、切さなも交えながらも、違いを受け入れ、それすらも愛おしいと想えるような書き方が、心地よく感じられました。

二人の関係にとどまらず、また新しい命へも繋がっていく終わり方が優しく、あたたかな余韻を残しています。

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