もし自分も一日を何度も繰り返す存在だったら――と考えさせられる作品

ループ物は多々読んできましたが、その大半が狭い世界で閉じる、或いはセカイ系であり、この作品のように人類のほぼ全てがループするという設定はお目にかかったことはありませんでした。ありそうでなかった設定を、傑作と言っても過言ではない作品で体験できた自分は幸せ者なのかもしれません。この先の世界の在り様が気になりますが、想像の余地を残すという意味ではこの終わり方は正解だったと思います。

番外編で別の人間の物語を幾つでも書けそうですね ^^)

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