40光年の彼女

作者 埴輪

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34人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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切なくなるほど純粋な、人間より遙かに心を持った知性体ユキ。思いを言葉に出来ず、でも惹かれていく僕。道叶わず形に出来なかった気持ちが時を越えて伝えられて…。
ごく短い構成ながら、とても余韻を残すお話で、是非おすすめです。

★★★ Excellent!!!

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すれ違いの切ないお話かな?とおもいつつフタを開けてみれば、これも一つのハッピーエンドなのだと思います。
人生の中ですれ違う人以上のナニカや誰かに出会った時、どう行動するべきか考えさせられます。

★★★ Excellent!!!

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人工知性体の女の子と、その同級生だった「僕」のお話。

空白の80年間を思うと心が苦しいけれど……。ラストのシーンにグッときました。

壮大なスケールで旅した彼女の想いを、ぜひ読み味わってください!

★★★ Excellent!!!

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少年時代、ふとした出来事、でもそれは、恋。のコンタクト。
ここまで、宇宙が解明された時代になってくると、何かしらのメッセージは、ウチたちも、受け取ってるのかもしれないと、思いました。著者様の発想は、すばらしく、高速ラブ。すごいの一言です。
皆さんも是非、体験してみてください。

★★★ Excellent!!!

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世界が地球外生命体の発見に沸く中、主人公は少年の日の出来事を思い出す。
かつて同じ学び舎で時を過ごし、けれど声をかけることができなかった少女。
惑星探査機の乗組員として40光年の彼方に飛び立った人工知性体の同級生。
40年の時を越えようやく地球へ辿り着いた彼女のメッセージを見て、彼は何を思うのか。



序盤は地球外生命体の発見やそれにまつわるもろもろが描かれる。
丁寧に世界の描写を敷き詰め、未来が意外と今と変わらない事を伝えてくれる。

けれど、大きく違う事が一つ。

それは人工知能(人工知性体)の在り方。
ある程度の知性を獲得した存在は、たとえ人工物だろうと人と同じように扱われる。
人と同じような権利と義務を有するし、学校にだって通う。

そして主人公は、学校で彼女と出会ったのだった。

学生時代が描かれる中盤はひどくもどかしい。
閉塞感、やり場のない怒り、うまく形にできない愛情。
読者の心をかりかりとひっかき、時に強く締め付ける。

……あの時、ああすれば。

そんな僅かな悔恨すら霞む80年後、主人公はようやく彼女からのメッセージを受け取るのだ。
片道40年の船旅。メッセージが地球へ届くのに、さらに40年。

彼女が伝えたこと、彼が決意したこと。
それらが何なのか、ぜひとも自分の目で確かめてほしい。

どこか新海誠の雰囲気を纏う、ジュブナイルSFとしても恋愛作品としても楽しめる傑作だ。

★★★ Excellent!!!

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恋愛宇宙SFもの。

少年時代の出来事が八十年後の「重大発表」に繋がる物語。相手は人工知性体の女の子ですが、そこには青春恋愛としてのもどかしさや純粋さが盛り込まれており、恋愛ものとして読み応えのある作品ではないかと思います。

普段SFを読まない方にもオススメです。SF入門作品として是非!

★★★ Excellent!!!

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あらすじを読んで、「一体、美味しい話&恋の話になんの関係があるのだろうか……」と気になってクリック。さて重大発表とは一体――。

「宇宙屋」という番組?人物?が発表した、「地球外生命体の画像を公開する」との内容に世界中がお祭り騒ぎの様相を呈しているのだが、主人公の「僕」は、「彼女」が最後に見たものを見たい、というただそれだけにしか興味がなかった。

人工知性体である「彼女」が見たものは、一体なんなのか――と当然のように興味が湧くので、ページをスクロールする手が止まりません。

知性体保護法、パワーアシストスーツ、巨大地球型惑星……それら壮大さを感じさせる世界観は、実は単なるおぜん立てに過ぎず、全てが一つの「恋」に集約されていく様は、読んでいてとても心地よい。

皆さまも是非本作を読んで、素敵な恋でホッコリしてみませんか(⌒∇⌒)

★★★ Excellent!!!

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愛でも恋でもない、ただ気がかりなだけなのかもという想い。でもその想いは主人公の長い旅路の過程で徐々に形を成していく。

しっかりとした形になり、それをある感情だと認識した時は既に遅く、しかし主人公はある重大発表をしてその想いに決着をつけようとする。

切ないのとはまた違うかもしれないけれど、確かに胸を揺さぶる何かがある作品です。
短い文章にギュッといっぱい詰まっています。

★★★ Excellent!!!

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ネタバレを含みます。ご注意下さい。

良い作品でした。最初は流れがパッと掴めなかったのですが、最後の爽快感は、愛に人生を捧げ、他に何も失うものはないというところに端を発しているのでしょうか。清々しい終わりでした。