昨今、社会問題ともなっている「介護」に真正面から向き合った作品。

あらすじにもあるように、介護にかかわる四人の若者が紡ぐオムニバスストーリー。

一人一人が介護に対してどのように向き合っているかが、丁寧に描写されていて、思わず前のめりになってしまうほど。

著者様、おそらく老人ホームについて相当に勉強してきているのでしょう。情景描写の巧さも相まって、とてもリアリティがあります。おそらく最後まで読み終わったあと、読者様の中で「介護」に対する認識が少なからず変わるでしょうね。

おそらく誰もが他人事ではいられない「介護」。
もちろん私もそうであり、「まだ先のことだから」と考えた自分に、改めて心構えをさせる物語でもあります。

そんな「介護」に正面から向き合った現代ドラマ小説を皆さまも是非、ご一読を(⌒∇⌒)

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