概要
民の苦境を憂う異端の徒は外の世界を目指す。そこで待つ衝撃の真実とは?
空までも覆う壁で囲まれたユーロパの地。そこに暮らす民は、“エイチェス”と呼ばれる害獣に苦しめられ、厳しい生活を送っている。だが、教会は「壁の外側には何も無い」と民衆に教え込み、外へ出ることを固く禁じていた。
エイチェスの駆除に従事するエクソシスト、デーシックスはある日、驚くべき古代文献の記述を目にする。そこには「Europeの外にはAsiaやAfricaといった広大な土地がある」と記されていたのだ。
外の世界の存在を頑なに隠そうとする教会本部や友人と決別したデーシックスは、民衆を率いて壁の外を目指す。そこで待つのは希望か絶望か。
最後に、衝撃の真実が明らかとなる!
エイチェスの駆除に従事するエクソシスト、デーシックスはある日、驚くべき古代文献の記述を目にする。そこには「Europeの外にはAsiaやAfricaといった広大な土地がある」と記されていたのだ。
外の世界の存在を頑なに隠そうとする教会本部や友人と決別したデーシックスは、民衆を率いて壁の外を目指す。そこで待つのは希望か絶望か。
最後に、衝撃の真実が明らかとなる!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!壁の外の真実を知った時、本作が稀に見るSFの傑作だと知る事になるだろう
小説の概要を読む限り、大人気漫画「進撃の巨人」を彷彿とさせます。それは偏に「壁」の存在、そして「エイチェスと呼ばれる害獣」=巨人という脳内変換があるからかもしれません。
事実、「壁」の外には一体何があるのか――というのが主題となっていまして、本作はその謎について、INTENSIVE(徹底的)に、SF的回答への道筋を辿っていきます。
その手腕たるや、お見事としか言いようがありません。
読んでいる最中、「進撃の巨人」がチラチラと脳裏を過りはしましたが、向こうはファンタジーであり、こちらはSF。この違いはとても大きいと思います。
「壁」の外には何があるのか。そして「エイチェス」とは一体、何…続きを読む