増えたご遺体

作者 台上ありん

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★★★ Excellent!!!

読み終わって思ったのは、「一言紹介」に書いたどちらかが理由ではないのかということでした。

親友ゆえに祖父が✖✖さんを彼の世へと喚んだ。
あるいは、親友ゆえに✖✖さんが祖父の元へ行きたかった。

もちろん憶測ですが、私にはその二択しか考えられませんでした。

お葬式という時点で、霊感のある方は何か不思議な体験をしても不思議ではないのですが、作者様は霊感が全くないとのこと。
なのにこのような奇っ怪な体験をしてしまうのは何故なのでしょうかね。本当に不思議です。

ホラー的な恐さはありませんが、気味の悪さが後をひくそんな体験談。

★★★ Excellent!!!

少し離れていた間に知らないご遺体が増えていて、しかも再び離れているうちに消えていた…ということ自体にも、状況が理解できない恐怖を感じられたと思います。
ですが、周囲の人たちが何事もなかったようにしていたということもまた、何かに置いてけぼりにされたようで怖かったのではないかと思います…

★★ Very Good!!

お身内の方の不幸と、その故人と懇意にしていた方の不幸。
そしていつの間にか増えていたご遺体。
いったい何だったのでしょうね。作者様にとって近しい方のご不幸に纏わるお話ですので、妙な憶測は不謹慎と思われますから控えておきますが、正体が判らないだけに色々と考えてしまいますね。
不思議な事もあるものです。

★★★ Excellent!!!

祖父の通夜にて語り手が体験した不思議な出来事。それは、ご遺体が増えた事でした。
この不思議な出来事を皆と共有しようとする語り手ですが――

不思議で嫌な出来事に合う事は、あると思います。
どんなに理不尽で、怖い事でも。
でも、その出来事を信じていいのかどうか、それさえもあやふやだったら。

語り手の立場だったら、自分はどうするんだろう。我慢できるだろうか。だけど、それでもわからなかったらと考えて、やはりぞっとしました。不思議な体験ですね。