概要
実録・プロ作家が語る感動と笑いとちょっぴり深刻な闘病生活
知らない人が多いと思うけど、僕は5月10日から9月5日まで病気で入院していた。病名は脳梗塞。
文章が書けなくなり、絶望のあまり死を望んだこともあるが、今では立ち直り、このようにパソコンで文章を打てるようになっている。だが、かつてのように早くは打てない。この文章にしても、ほんの1ページを打つのに何時間もかかっている。
ツイッターをやっている方なら、僕がこの数ヶ月、他の人のツイートにリツイートするばかりで、僕自身の文章をほとんど書いていないことにお気づきかと思う。言いたいことは山ほどあるのだが書きたくてもできないのだ。スマホでほんの2、3行のコメントを打ちこむでさえ、今の僕にとっては重労働なのである。
しかし、いつまでも引きこもってはいられない。自宅でリハビリを続けながら、少しずつ、書く
文章が書けなくなり、絶望のあまり死を望んだこともあるが、今では立ち直り、このようにパソコンで文章を打てるようになっている。だが、かつてのように早くは打てない。この文章にしても、ほんの1ページを打つのに何時間もかかっている。
ツイッターをやっている方なら、僕がこの数ヶ月、他の人のツイートにリツイートするばかりで、僕自身の文章をほとんど書いていないことにお気づきかと思う。言いたいことは山ほどあるのだが書きたくてもできないのだ。スマホでほんの2、3行のコメントを打ちこむでさえ、今の僕にとっては重労働なのである。
しかし、いつまでも引きこもってはいられない。自宅でリハビリを続けながら、少しずつ、書く
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!倒れる前に読んでおきたかった!
先日カクヨムを始め、先生のご病気を知り驚いております。私も数年前に脳卒中で入院しました。奇形血管の破裂なので脳ドッグで見つけられるタイプ(でも破裂してから判明)キーボードが打ちにくいなど、言われてみれば…の前兆症状がありました!次に、激しい頭痛と肩こり…それでも疲れかな?と思っていたら突然、識字の回線がプツリと切れ慌てて病院へ。まだ30代だったので、若いほど脳がパンパンでダメージが大きくなると聞かされ、もっと早く破裂していたら…出血量が多かったら…とゾッとしたのを覚えております。先生に便乗して、自分の体験を書き込ませて頂きました。また、この作品が多くの皆様の助けになりますよう願っております。
- ★★★ Excellent!!!小説にすべてを捧げた男×脳梗塞という最悪のマリアージュ、それでも世界は
――光輝く。
作中で語られる闘病記は生々しく、曲がりなりにも小説を書いている身としては吐き気を催すほどの過酷さを伴って迫ってくる。
だが、完全な闇かと言われれば決してそうではない。
端的に言えば、ここで刺す光は愛そのものだ。
必要とされ愛されていることを。
自分が誰かを愛していることを。
それさえ思い出すことができれば、どんな最悪な状況でも人は乗り越えてゆくことが出来る。
僕は山本弘先生は小説の天才だと確信している。だからこそずっとずっと追い続けてきた。
その先生が今回のことでまた新たな武器を手に入れた。僕はそんな気がして仕方がない。
不幸は不幸だったのだろう。だがそれ…続きを読む