齊藤 紅人

腰痛で剣を扱えなくなった中年男を主人公に据え、旅の途中で出会う女性達とともに自身と世界を救済する物語。なお腰痛は治らない模様。 絵を止め対話することで進行する構成はまるで観劇して…続きを読む

匿名で短編を書いて掲載し、その出来栄えだけで競い合う。競い合うけどそれがすべてじゃなくてお祭り感覚で参加型のイベントとして誰もが十二分に楽しめる……書いてて『これってもう無敵じゃん…続きを読む

まるでその世界に降り立ったかのように感じさせてくれるのは、情報の密度と鮮やかな筆致に依るものなのだろう。それは世界を詳細に描き僕らに見せてくれる。その地には風が吹き水が流れ炎が燃え…続きを読む

　――光輝く。 　作中で語られる闘病記は生々しく、曲がりなりにも小説を書いている身としては吐き気を催すほどの過酷さを伴って迫ってくる。 　だが、完全な闇かと言われれば決してそうで…続きを読む

『絶対に感想を書く』
その言葉の恐ろしさたるやである。僕には絶対に真似のできないドＭの所業。もっと、もっとよこせと言っているに違いない。さあ集まれ皆の衆！

今回の舞台はカリブ海！　百年経っても誰にも解かれていない〈百年暗号〉とは？　息もつかせぬアクションシーンは見どころ満載。知絵と夕姫の冒険譚、これからの更新が楽しみです。

最初にこの話を聞いたときはテンション上がったんですけどねえ……。すいません、番外編はにやにやしながら読ませていただきました。色々とお疲れ様でした。

状況を一変させるその発想とハードSFらしい筋運びは40年の時を経ても色褪せない読みごたえのある掌編。むしろ掌編で使うにはもったいないぐらいのアイデアが使われています（紹介で別作品に…続きを読む

物議を醸した小学校の掛け算の順序問題をテーマに繰り広げられる本作は、落語の体裁を拝借し笑いへと昇華させつつ筆者の主張がしっかりとなされる。父親と先生による次第にエスカレートする掛け…続きを読む

　異世界転移、チート、ハーレムと美味しい素材を口当たり良く調理し、Web小説へと特化させる手腕には脱帽せざるを得ない。それでいて自分のやりたいこと書きたいことをがしっと盛り込んであ…続きを読む

こんないい匂いのする文章に出会えることの幸せを噛みしめる。自身に到達不可能な領域への潜入に羨望と畏怖と憧憬を覚える。もっと書け。走れ。俺は君が大好きだ。だだだだだ。

一次が読者選考であることは最初から分かっていたこと。開設当初のサイトが何の問題もなく運営されるわけがないことは同種のサイトを見れば明白。それが分かっていて応募したなら黙って小説を書…続きを読む

錬菌術という響きがまず素晴らしい。そして物語の端々に登場する菌の話が物語に面白さを加えてゆく。登場人物の掛け合いも悪くない。じっくり読んでいきたい秀作。

普通、これだけアイデアを寄せて書くとギャグにしかならない。それを青春スポーツものとしてきっちり書ける巧さに脱帽。しかも面白い。ずるいよこれは。