概要
●第一回カクヨムWeb小説コンテスト読者選考最終選出
●第二回カクヨムWeb小説コンテスト読者
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!筋金入りの……
……変態!
あ、いや、『筋金入りのロボット馬鹿』と書いて『筋金入りの変態』と読ませる。そういう空気がこのお話には常に漂っていて、ルビ通りに読んでしまったというかなんというか。
私はロボットものって興味無いんですよ(きっぱり)。
でもね、この作者の手にかかると何でも面白くなってしまう。
そして最後には「変態っていいな」と思わせる(え?)
ロボットを書いても、変態を書いても、キチガイを書いても、むさくるしい奴を書いても……どことなくオシャレでスマート。
そのくせガッツリと読ませに来る。
あなたもこの麻薬のような物語に浸ってみませんか?
多分、やめられなくなりますよ、変態……。 - ★★★ Excellent!!!美少女? 莫大なお金? そんな事よりもロボットだ!!
ロボット大好き人間、東城世代が繰り広げる異世界ファンタジーロボットストーリー。
この物語の最大の特徴は、何といっても世代のロボットへの愛。それはもう変態的であり、人によってはドン引きしてしまう程の愛好家である。
しかしロボットへの愛は本物であり、自らオリジナルデザインを描いていく程である。それはロボット好きが、ノートにオリジナルメカを描くように。だからこそ、彼の行動は共感を覚えるかと。
そんな彼が描いたロボットが、実際に活躍する。ロボット好きなら夢見る出来事が繰り広げるのですから、面白くない訳がないです!
この変態愛好家のストーリー、どうか温かい目で見てやってください!
…続きを読む - ★★ Very Good!!隙のない変態が織り成すロボットファンタジー!
本作はロボットものではあるものの、「異世界ファンタジー」に分類される風変わりな作品です。何しろこの世界では、ロボット同士が戦闘しながら魔法を使ってきます。
魔法に少し科学が入り混じったような異世界へ転移した主人公、男子高校生【東城 世代】は重度の……いや、イカレたレベルのロボット好き。ヒロイン達の裸よりも、ロボットの造形美に興奮すると公言してはばからない変人です。
紆余曲折を経て、主人公の下には次々と魅力的なヒロイン達が集まりハーレム状態となるのですが、そもそも女性が眼中にない彼はフラグをへし折り続けます。そんな彼の行動原理はシンプルで一貫しているため、読者も「ああ、このフラグ折れるな」…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ていねいな心理描写が、登場人物たちを身近に感じさせてくれます。
この物語の主人公・東城世代くんは
女の子よりロボットが好きな
変態です。
が、だから「理解できない・ついていけない」
ということは、私にはあまりありませんでした。
それはこの作品が、
世代くんにしろ他の登場人物にしろ
その内面をていねいに描写していて、
「この人ならこの場面ではこうするよな」
というのが理解できたからだと思います。
ギャグシーンで変なことを言う人の気持ちも
それにツッコミを入れる人の気持ちも
シリアスシーンでの主張も
理解できる、共感できる、
物語を呑み込める。
だから楽しめました。
ですから
あなたも
「変態には感情移入できなさそう」と
不安がらず、試し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!主人公は筋金入りの変態です(だがそれがいい)
異世界×ロボットのファンタジー……ながら、たぶんロボット物と考えて想像する物語とはきっと違う。
この主人公、自分が戦うのではない。彼はロボット……否、レムロイド(魔生機甲)の設計者なのだ。
それもとんでもなくド級の変態、間違えた、とてつもない設計の才能を持った、である。
これはそんな変態が創り出す素晴らしいレムロイドと、いつのまにか彼を取り巻いている女の子たちとが織りなす物語だ。
変態変態と連呼してしまったがそれはさておき、とにかく読みやすい。長さを忘れて読み耽ってしまう。
ロボット物にはあまり食指が動かない人間なのだが、気が付けばこれは夢中になって読み進めてしまった。
異世界ハーレムも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『この面白さ、想定外ね』
『異世界でロボットをデザイン』
これを見ただけで面白いとは思っていた。だが、この作品を読んでもらえれば、それは違うと言うことが分かっていただけると思う。
そう、『超面白い』のだ。
私はこの作品を読んで大量にカフェインを摂取したかのように興奮した。
次のエピソードへの指が止まらなかった。
「とりあえず少し読んでみよう」
この作品の一文を読み出したときは、まさにそれだけのつもりだったのだ。
だが、それは無理だった。
この作品はロボットが好きで、異世界転移ファンタジーが好きならば、途中で読むのを止めることを努力しなければならない、超面白い作品だったのである。
劇中のキャラクターのセ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世代くんド変態だわ。芯の通った清々しい変態。そこが良い!
第1章まで読了。
カラオケに例えると、「うまい」と「うまい通り越してすげぇぇ!」の2つがあるけど、後者。麻雀に例えると「理想形」。
凄まじい情報量が、「頭を全く使わなくても」自然にスッと入って来て、文字になってない世界の裏側もドワーっと広がってて。(見えてないだけで裏にあるな? これ、って感覚になる)
バスケで、ドリブル中に切り返して、進行方向を変えるフェイントがあると思うけど、それが、ディフェンス(読者)の想定より速い段階で、数多く繰り出されるので、タルさを感じるはるか以前に次の展開に引き込まれる。
で、その展開の先には、読者の燃えあるいは萌えスイッチが随所に自然に仕込まれてて、「地…続きを読む