ていねいな心理描写が、登場人物たちを身近に感じさせてくれます。

この物語の主人公・東城世代くんは
女の子よりロボットが好きな

変態です。

が、だから「理解できない・ついていけない」
ということは、私にはあまりありませんでした。

それはこの作品が、

世代くんにしろ他の登場人物にしろ
その内面をていねいに描写していて、

「この人ならこの場面ではこうするよな」
というのが理解できたからだと思います。

ギャグシーンで変なことを言う人の気持ちも
それにツッコミを入れる人の気持ちも
シリアスシーンでの主張も

理解できる、共感できる、
物語を呑み込める。

だから楽しめました。

ですから
あなたも

「変態には感情移入できなさそう」と
不安がらず、試しに読んで見てください。
はまればきっと、病みつきになりますよ。

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