まだ前半部分しか読んでおりませんが、極々たまに「ん?」となる部分はありつつも、人物、状況、舞台背景共にとても丁寧に描かれていてとても面白いと思います。
作品自体は何一つ不満など無く、上質な時間を提供して下さった事への感謝しか無いのですが、応援コメントに、読み返しされている方々のネタバレ発言が大量に見受けられてとてもガッカリします、、、
初見の人間からすると「この場面に対して他の方はどのような印象をもったのかな?どう考察するのかな?」と言った意味合いでコメント欄を覗く事もあるので、「〜があれの伏線だったんですね」や「〜がここで初登場だったのか」など後々ストーリーに関わってくる場面の確認は各々の心の中に留めていただきたいと思いました。
コメントを書き込む諸氏には、たとえ数年単位の昔に完結している作品だとしても、初見の人間からすれば本日公開の新作と何ら違いは無いという事を考慮して頂きたいと思いました。
繰り返しになりますが、作品自体はとても面白いです。
読み始めると止まらず、完結済みの時点だったので全話一気読みしました。主人公であるシウは暗い過去(前世)を持っていますが、その経験を自分の血肉にして新しい生を満喫しているところが読んでいてとても楽しいです。他人からの嫌がらせを受けても、自分から仕返しをしたり見返してやろうと行動したりすることはほとんどないため、ざまぁ展開が好きな人には合わないかもしれません。最初の方では「それで済ませるんだ、大人だな」と感じましたが、読み進めるにつれ、シウの性格というのが何となく分かるようになり(個人的感想です)、「シウらしさ」が現れているように思います。