……変態!
あ、いや、『筋金入りのロボット馬鹿』と書いて『筋金入りの変態』と読ませる。そういう空気がこのお話には常に漂っていて、ルビ通りに読んでしまったというかなんというか。
私はロボットものって興味無いんですよ(きっぱり)。
でもね、この作者の手にかかると何でも面白くなってしまう。
そして最後には「変態っていいな」と思わせる(え?)
ロボットを書いても、変態を書いても、キチガイを書いても、むさくるしい奴を書いても……どことなくオシャレでスマート。
そのくせガッツリと読ませに来る。
あなたもこの麻薬のような物語に浸ってみませんか?
多分、やめられなくなりますよ、変態……。
ロボット大好き人間、東城世代が繰り広げる異世界ファンタジーロボットストーリー。
この物語の最大の特徴は、何といっても世代のロボットへの愛。それはもう変態的であり、人によってはドン引きしてしまう程の愛好家である。
しかしロボットへの愛は本物であり、自らオリジナルデザインを描いていく程である。それはロボット好きが、ノートにオリジナルメカを描くように。だからこそ、彼の行動は共感を覚えるかと。
そんな彼が描いたロボットが、実際に活躍する。ロボット好きなら夢見る出来事が繰り広げるのですから、面白くない訳がないです!
この変態愛好家のストーリー、どうか温かい目で見てやってください!
本作はロボットものではあるものの、「異世界ファンタジー」に分類される風変わりな作品です。何しろこの世界では、ロボット同士が戦闘しながら魔法を使ってきます。
魔法に少し科学が入り混じったような異世界へ転移した主人公、男子高校生【東城 世代】は重度の……いや、イカレたレベルのロボット好き。ヒロイン達の裸よりも、ロボットの造形美に興奮すると公言してはばからない変人です。
紆余曲折を経て、主人公の下には次々と魅力的なヒロイン達が集まりハーレム状態となるのですが、そもそも女性が眼中にない彼はフラグをへし折り続けます。そんな彼の行動原理はシンプルで一貫しているため、読者も「ああ、このフラグ折れるな」と予想できるようになってきます。これがまた清々しいほどの折り方で、読者も苦笑したり爆笑したりと飽きる事がありません。
しかしこのブレなさが、徐々にシリアスになるストーリーにおいて重要な指針となり、ある意味でどんでん返しの基点になるのも見逃せないポイントです。
各エピソードは読みやすい長さで、またライトな文体のおかげでテンポ良く読み進められます。ロボット(レムロイド)同士のスピード感ある戦闘シーンなども魅力。ロボットあり、魔法あり、ラブコメあり、陰謀ありと、様々な要素が揃った鉄板構成で、大ボリュームながら一気に読める作品です。
また本作は「異世界転移、チート、無双、ハーレム」の要素を取り入れつつ、それら全てに対するアンチテーゼを含んでいます。
・異世界ではあるが、現実世界との縁が完全には切れていない(かもしれない)
・主人公にチート的なセンスと能力はあるものの、女神などに授かったものではなく、現実世界で修練して身に着けた(勉強にも仕事にも役立たない)スキルである
・飛ばされた世界の住人でない主人公には欠陥があり、自力で戦えない。難しい条件を満たさないと無双できない
・ハーレムは構築されるが、主人公の特殊な嗜好のためフラグが折られまくる
作者いわくノープロットで書き進めたそうですが、プロットなしでこれが書けるのかと考えると驚きを禁じえません。
ちょっと長い作品ですが、気後れせずにページをめくってみましょう。気づけばエンディングにたどり着いていることでしょう!
この物語の主人公・東城世代くんは
女の子よりロボットが好きな
変態です。
が、だから「理解できない・ついていけない」
ということは、私にはあまりありませんでした。
それはこの作品が、
世代くんにしろ他の登場人物にしろ
その内面をていねいに描写していて、
「この人ならこの場面ではこうするよな」
というのが理解できたからだと思います。
ギャグシーンで変なことを言う人の気持ちも
それにツッコミを入れる人の気持ちも
シリアスシーンでの主張も
理解できる、共感できる、
物語を呑み込める。
だから楽しめました。
ですから
あなたも
「変態には感情移入できなさそう」と
不安がらず、試しに読んで見てください。
はまればきっと、病みつきになりますよ。
異世界×ロボットのファンタジー……ながら、たぶんロボット物と考えて想像する物語とはきっと違う。
この主人公、自分が戦うのではない。彼はロボット……否、レムロイド(魔生機甲)の設計者なのだ。
それもとんでもなくド級の変態、間違えた、とてつもない設計の才能を持った、である。
これはそんな変態が創り出す素晴らしいレムロイドと、いつのまにか彼を取り巻いている女の子たちとが織りなす物語だ。
変態変態と連呼してしまったがそれはさておき、とにかく読みやすい。長さを忘れて読み耽ってしまう。
ロボット物にはあまり食指が動かない人間なのだが、気が付けばこれは夢中になって読み進めてしまった。
異世界ハーレムものとしても(あくまで主観だけれども)主人公が本当に設計にストイックなので、嫌味にならず楽しんで読める。
個人的に変態は大好きなので、今後の活躍も期待してます!
『異世界でロボットをデザイン』
これを見ただけで面白いとは思っていた。だが、この作品を読んでもらえれば、それは違うと言うことが分かっていただけると思う。
そう、『超面白い』のだ。
私はこの作品を読んで大量にカフェインを摂取したかのように興奮した。
次のエピソードへの指が止まらなかった。
「とりあえず少し読んでみよう」
この作品の一文を読み出したときは、まさにそれだけのつもりだったのだ。
だが、それは無理だった。
この作品はロボットが好きで、異世界転移ファンタジーが好きならば、途中で読むのを止めることを努力しなければならない、超面白い作品だったのである。
劇中のキャラクターのセリフを引用させてもらうと、まさに「想定外ね」と言うところであった。
さて、この作品はロボット小説であり異世界転移ものである。
異世界転移ものと言うのは、このレビューを書いている私も、ここカクヨムに来て始めて挑戦した分野であるのだけれど、このジャンルはとても難しいと思っている。
私も自分のそれを書き出す前に一つのことを散々考えた。
それは異なる文化、土地、風習、空気。そして何よりも、望まずに自分が暮らしていた世界と全く異なる世界に突然来てしまった人間のことだった。
そんな人間が、自分の居場所と言うものをどう納得付けて地面に足を付けられるのかと、それを考えてしまった。
結局、私の場合はそれを現地の人との触れ合いや巻き込まれた戦争の中で、自分の在り方それ自体を見つけることを主人公の最初の目的として書こうと書き始めた。(実に初心者らしいと自分でも思う)
だが、この作品はとてもユニークな性(さが)を主人公に与えることで、それを見事に理由付けとして書き出している。
最初のページを読んでいただきたい。
自分が誰なのか。
自分は何が好きなのか。
自分に何が出来るのか。
この作品の主人公は自分と言うものをしっかりと持っていた。
主人公は変態的にロボット、それも人が乗り込んで操縦するメカが大好きだったのである。(ついでに言うとゲームチャンプだ。世界一位である)
そんな彼が落とされたのが、二足歩行で歩く魔法の産物、巨大なロボット「レムロイド」で溢れていると言う異世界。
闘技場ではレムロイドが一騎打ちで戦う娯楽が開かれ、戦争ではレムロイドが戦術的意味を持つ兵器として扱われている、そんな世界だったのだ。
しかも、そのレムロイドなのだけれど、これがまた変わっている。
それは設計書でロボットをその場に召還すると言ったもので、その設計書に書かれたロボットの設計がレムロイドの性能をそのまま決定付けていると言うものだ。
ロボットに関して深いこだわりを持っている主人公は、現実世界での様々なロボット作品に精通している人間、言うなれば人類の特定分野のエキスパートであり、それらの構造に詳しい彼は自由自在にこの設計書を書きこなすことが出来た。
もちろん、彼がその異世界に持って来た自分の知識を、フルに活用&応用して、である。
それが彼の個性であり、唯一無比の特徴であり、その世界での脅威であり、その世界での彼の在り方だった。
これは、そんな彼を主人公にしたロボットへの愛に溢れた物語である。
そして、そんな彼に自然と夢中になっていった魅力的なヒロイン達。
彼が書き出した設計書。生み出されたレムロイド達がどんな活躍を見せるのか、今後もますます注目である。
※長く書きすぎたので要約
超オススメの異世界ファンタジー+ロボ設計もの。
めちゃ面白いのでみんな読んでみてね。ヒロインもみんなすごい可愛い。(と言うより、全体的にキャラがみんな良い)
わたすのお気に入りは、怪盗・魔法少女です。フォーかわいいよ、フォー。
第1章まで読了。
カラオケに例えると、「うまい」と「うまい通り越してすげぇぇ!」の2つがあるけど、後者。麻雀に例えると「理想形」。
凄まじい情報量が、「頭を全く使わなくても」自然にスッと入って来て、文字になってない世界の裏側もドワーっと広がってて。(見えてないだけで裏にあるな? これ、って感覚になる)
バスケで、ドリブル中に切り返して、進行方向を変えるフェイントがあると思うけど、それが、ディフェンス(読者)の想定より速い段階で、数多く繰り出されるので、タルさを感じるはるか以前に次の展開に引き込まれる。
で、その展開の先には、読者の燃えあるいは萌えスイッチが随所に自然に仕込まれてて、「地雷原かっ!」ってなる。
あと、キャラ設定!
お約束のエロフラグを立てつつ、世代くんの変態性がそれを清々しくへし折っていく感じ? エロと笑いの両立、と表現すればいいかなぁ。
上記は、書く方のオイラの分析だと、そう見える、って話です。
読者としては、感想は単純で、「これ、おもろい!」
おもろいを、随所に感じるよ!
続き読まないとなぁ。
まだ一話しか読んでない、今から読んでいくところになんですが、たまらず書きます。
……もしかして俺、嵌められる?
いつもゲーセンで一人遊びしていた自分が、もしこんなロボット系ゲームを見つけたら。。。。
今、目の前に、星がキラキラ見える。
コックピット……。リアルロボットバトル!!
うあああああああ!!!!!!ヤバす!!!!
追記〜
我慢できないのですぐ読みました。今、7話。
売ってたら買いに行きます。映像化されればいいのに!
ヒロインがカッコよすぎる。ロボットが現れるときの掛け声、リアルで一緒に真似てしまいそうw(<ー変態
……乗りたい、乗りたい!
こんなロボットに乗りたいい!!!!
デザイン画が見たい!魔法で動くロボ最強!ヒロインのコスチュームも見たい。。。
〜第1章 読了〜
面白すぎます。自分は主人公の”世代”に似ている。ああ、こんな世界に生きたい!!量産型ヴァルクかあ。。。ふふふ。
ふふふふふふふ。
第2章へ〜
いちず、ツンデレ!ツンデレ!ツンデレ!ツンデレ!
双葉登場、これからハーレム展開か!?
ああ、これは王道エンターテイメント。ギャグあり、ハーレムあり、ロボット……❤️
俺、こっちの世界の住人になりたいww