息抜きと称しつつも、昨今流行りの定番を押さえつつ地に足の着いたブレのない筋書き、空想ではなく的確な知識から来るメカ描写、説明ではなく描写で世界観を理解させる文章力と、ライトノベル激戦区で今なお第一線を張り続ける職人技をそこかしこに見て取ることができる「シェフの作ったまかない食」的作品。
媒体が変わっても変わらない「賀東ワールド」がここにあります。
一ファンとしてはこれからに胸を弾ませずにはいられませんが、その一方で、仕事ではなく趣味として肩を軽く楽しく筆を滑らせていただければとも。
素晴らしい作品をいつもありがとうございます。