概要
作者20歳の時のハードSFショートショート
1977年、同人誌〈NULL〉の復刊7号に収録されたショートショート。〈奇想天外〉誌1977年8月号に転載され、その後、 『ネオ・ヌルの時代』(中公文庫・1985)に収録されました。
書いたのは1976年、つまり今から40年前、僕が20歳の頃。作中に出てくるブラックホールに関するうんちくは、当時の愛読書だった佐藤文隆・松田卓也『相対論的宇宙論』(講談社ブルーバックス)を参考にしています。
ちなみに、マイクロ・ブラックホールを使って太陽を創るというアイデアは、のちにPCエンジンのゲーム『サイバーナイト』(トンキンハウス/グループSNE)のシナリオに流用しています。
書いたのは1976年、つまり今から40年前、僕が20歳の頃。作中に出てくるブラックホールに関するうんちくは、当時の愛読書だった佐藤文隆・松田卓也『相対論的宇宙論』(講談社ブルーバックス)を参考にしています。
ちなみに、マイクロ・ブラックホールを使って太陽を創るというアイデアは、のちにPCエンジンのゲーム『サイバーナイト』(トンキンハウス/グループSNE)のシナリオに流用しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あまりにも眩しくて
ツッコミどころはたくさんあります。
ブラックホールを操作できるほどの超絶テクノロジーの持ち主が宇宙船一隻撃退できないのかとか、宇宙人の描写にブレがあるとか、航宙能力を有する宇宙人に化学の知識がないのかとか。
……しかし、私に批判する資格はない。
たとえば今、誰かが二十のわたしにブルーバックス(どれでもいい)を一冊投げ与えて、「これからブルーバックス・チャレンジをしてもらう。このネタ本で三週間以内に書き上げろ」と言ったとする。
それで、このレベルのものを書けるだろうか。多分、書けない(チャレンジしたい気はあるが)
わたしがこの作品から感じ取ったのは、若々しくも鮮烈な、
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