このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（360文字）

文明崩壊後の世界設定がしっかりしていて、戦闘シーンもカッコいいし、出てくるキャラもみんな一癖あって、これ読まないなんてもったいないですね。
話数が多くて重ためなんで、しばらく積んだままで読み始めてなかったのですが、読み出したらサクサク進みました。まだ読んでない人は第一章だけでも読んでみるといいですよ。BONESのアニメとか士郎正宗のマンガとか好きな人には刺さると思います。
個人的に貝塚様がお気に入りです。カンガルーがエロく見えるようになったのは、この小説のせいです。

たまにレビューで内容に比してやけに星が少ないって書いてあることがよくあるんですが, 本当にそういう事あるんですね. 500は超えててもいい気が......
内容的にはハードカバーのSFって感じがありますが, 人によってはかなり読みづらいかもしれないのでそれが星が少ない理由かもしれません.
主人公も理由わかってないのに状況がどんどん進行していって後で開示されるっていうパターンが多いのでこれどこの誰で何起きてるの?になりがちですね. まぁ都度開示してたらとんでもなくテンポが落ちそうな内容(設定が多種多様に練り込まれている)なのでこういうスタイルも個人的にはありだとは思うのですが.
逆に言うといわゆるネット小説っぽくないハードカバー寄りの作品を探されているのではあればまず覗いてみて損はないと思います.

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（126文字）

SFは好きだけど、完全な空想科学ではなく、現在の技術の先を考え、更なる発展をした場合の、進みすぎた技術は魔法と区別がつかない、を技術的に表現したような今作、読む人を選びそうだが、私は非常に面白く、そそられた。
様々な事象を、不思議な何か、ではなく技術的なモノからの派生物として、論理破綻しずらく表現している。
その為、先の展開が読みにくく、そのおかげでより楽しんで読める。
この先も楽しみな作品です。

ただ、題名では中身が予測し辛く、なんとなく勘で引っ掛からなかったら読まなかった。題名だけは、何か考えた方が良いかもしれない。