再会をテーマに1000字から2500字の短編を書く……一見シンプルなアンソロジー企画のようですが、そこはカクヨム史上最大の自主イベント。企画名をご覧ください。そう、匿名なのです。
どういうことか簡単にご説明いたしましょう。作者は主催者に作品を送り、主催者が送られた日の翌日に公開する……という流れです。この量を? 主催者大変じゃない? と思われたそこの貴方、大正解。板野様には頭があがりません。
結果一覧からお気に入りの作者を探してその作品を読むむよし、気に入った作品から読むもよし、最初から最後まで通しで読むもよし。一緒に楽しみましょう!
「カクヨム史上最大の自主イベント『匿名短編コンテスト』が2年半ぶりに帰ってきた!」(概要本文より抜粋)
概要にもあるように、今回のコンテスト開催自体がテーマにある「再会」なのかもしれません。私も、この「再会」を待ち望んでいたうちのひとりです。
各々の作者が捻りに捻った176作と、エキシビジョン作品の数々。
中には続き物の作品もありますが、それぞれが独立した物語として成り立っており、どこから読んでも楽しむことが出来ます。
「176作もあったら読むのが大変!」
そう思った方はご心配なく。
全作にキャッチコピーをつけた作品、繋がり作品をピックアップした作品などもありますので、そこからご自身の気になる作品をピックアップしてみてください。
まさに、「カクヨム」にふさわしい読みも書きも楽しめるイベントです。
まさに《カクヨム作家たちの祭典》と称するにふさわしき素晴らしいイベントです。
この度のテーマは《再会》
匿名であるがゆえ、参加者は公平にただ小説だけで競い、それぞれの想像力と創造力をぶつけあう。
そのため、より純度の高い小説が集まっています。
小説家たちが書く《再会》……ひとつとして同じものはありません。再会を誓う"者"たちがいれば、再会を果たす"物"もあり……なみだがこぼれるような再会もあれば、背筋が凍る再会もあり、腹を抱えて笑ってしまうような再会もある。
いち創作者としては、そんな再会の解釈があったのか!!と唸るものばかり。
書くのも読むのもひたすらに楽しい! これこそ、《カクヨム》!!
各参加者が規定文字数「1000~2500字」、共通テーマ「再会」で書いた小説を主宰者に集め、作者名を添えずに公開。読者の応援数とコメント数で得票を数えるコンテスト。
シンプルな再会から捻った曲解、つい膝を打つ意外な展開もあり、多彩ゆえの幅広い「再会」解釈が楽しめます。
実際に読んでみるとわかりますが、匿名コンテストの利点は「公表されるまで作者の名前がわからない」ことよりも「匿名公開を前提として書かれる」点なのでしょう。
読者投票期間は2022年6月14日までに延長されましたので、未読の方は気になるタイトルだけ摘まんで読むなり、サイコロの出目で決めて読むなりしても良いかと思います。
匿名で短編を書いて掲載し、その出来栄えだけで競い合う。競い合うけどそれがすべてじゃなくてお祭り感覚で参加型のイベントとして誰もが十二分に楽しめる……書いてて『これってもう無敵じゃん』って思っちゃう。思っちゃう上に今回寄せられた作品がどれもこれもレベルが高い。ちょっとエグいぐらいに高い。イベントのコンセプトから鑑みれば本当は玉石混合ぐらいが丁度いいのだろうけれど、今回はあまりに玉が多すぎる。多すぎて眩しいぐらい。これはもう事件。姉さん事件です。いやーすごいわ。でもこれもカクヨムでかもさんと『再会』できたからですよ。ありがとうございます。ありがとうございます。最高の時間をありがとうございます。そしてそしてこれからもよろしく!